ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!

不朽の名作「ゲームブック ドラゴンクエストⅡ」(エニックス版)                                        完成度の高い作品をゲームと比較しながら熱く語ります。 Twitter もあります→ https://twitter.com/john_dq2_book

2022-01-01から1年間の記事一覧

【創作 111】まだ未遂だ

ナナの誕生日プレゼントに贈る花のことで、王妃とリオスを対面させたおれは 2人から「ムーンブルクの発展のためには、あんたの力が必要だ」と力説された。 王妃から「ナナだけじゃなく、ムーンブルクも背負う覚悟があるか?」と問われ おれは肯定の意を込め…

【創作 110】意気投合

ナナへ贈る花を入れる鉢を探しに物置小屋へ向かったおれは、そこでリオスに会った。 リオスはおれが手にした何の変哲もない白い鉢に小刀で手を加え、キラキラと光輝く 美しい鉢をつくりあげた。 「あっしが殿下に協力するのは、あんたとナナ姫がくっつけば、…

【創作 109】もっと大きな野望

ナナの誕生日には、ナナが美しいと感動していたベラヌールの花を贈ってやりたい。 ぺルラという婆さんと王妃に「環境が合わないから無理」と言われ1度は諦めかけたが 王妃から「花を鉢に植え替えて涼しい室内に置けば、ムーンペタでも咲くよ」と聞き、 おれ…

【創作 108】プレゼント大作戦♪

リーナを連れてサマルトリアに戻り、ティアにもナナの誕生日が近いことを伝えると ティアとリーナは早速2人で、ナナの誕生日プレゼントについての相談を始めた。 翌日はミリアに会いにルプガナへ行くため、今夜はサマルトリアで泊まることになった 王子と一…

【創作 107】長い1日の終わりに

おれと王子とリーナは、サマルトリア城に向かう途中で、バブルスライムハンターの オーウェンの店に立ち寄り、ナナの誕生パーティーに参加しないかと話を持ち掛けた。 オーウェンはおれの申し出を快諾し、当日は「全部の女の子が喜ぶ」プレゼントを 用意する…

【創作 106】哀愁ただよう男たち

ナナの誕生パーティー計画を順調に進めつつ、サマルトリアに帰って来たおれは リーナが一緒にいることをすっかり忘れ、ミリアのことで王子をからかっていた。 結果、リーナに「王子おにいちゃんはミリアおねえちゃんが好きなのね!」とバレた。 さらに、なん…

【創作 105】口止め料

アルファズルを説得して、ムーンペタの教会でナナの誕生パーティーをおこなう約束を 無事に交わしたおれたちは、リーナを連れてサマルトリアへと帰って来た。 王子はローレシアに帰ると思いきや、おれたちと一緒にサマルトリアへ同行してきた。 辺鄙な片田舎…

【創作 104】アルファズルの答え

「ナナの誕生パーティーを、ムーンペタの教会で開催したい」というおれの言葉を アルファズルは「どうせお祝いを理由にして、ただ騒ぎたいだけだろう」と一蹴した。 王子はアルファズルを説得するため、ナナと奇跡の再会を果たせた、ここムーンペタで ナナが…

【創作 103】 王子の想い

ナナの前でローレシアに帰ったふりをして、ムーンブルクにやって来たおれと王子は オルムとレオンに会い、今年も一緒にナナの誕生日を祝おうと伝えた。 オルムとレオンは喜んで合意して、パーティーはどこで開くのかと尋ねてきた。 王子が「アルファズルを説…

【創作 102】カインならともかく

近々やってくるナナの誕生パーティーに向けて、秘密裏に動いているおれと王子は ムーンペタの教会にナナを送り届けた後、ローレシアに帰ったふりを装いながら、 ルーラで別の場所へとやって来た。 おれたちがナナの目をごまかして降り立った場所... それは「…

【創作 101】計画どおり

ナナの誕生パーティーにミリアも呼びたいと思いながら、なかなか言い出せない王子を おれはここぞとばかりにからかい、おれたちはしばらく小突き合ったり叩き合ったり ふざけ合っていたが、そのうち疲れてそれぞれのベッドの上で大の字になった。 「明日、ぼ…

【創作 100】小突き合い

ミリアの家に招かれたおれたちは豪華な夕食を終え、まだミリアと話し足りないナナは 夕食が終わるとミリアを引っ張って、挨拶もそこそこに部屋へと戻っていった。 おれと王子はそんなナナの様子を見ながら旅での思い出を振り返り、船団長夫婦と しばらくナナ…

【創作 99】新しい一面

オルムとレオンの2人が「今は一緒にムーンブルクにいる」と知って興奮状態のおれと おれがオルムたちを探している理由がようやくわかって、同じく興奮状態の王子は ルプガナ船団長に連れられて、今晩泊めてもらうミリアの家へと戻ってきた。 おおっと、いけ…

【創作 98】夢のような展開

ミリアの家の前でナナと別れたおれと王子は、雷神丸を探しに港の西側へやって来た。 だが、雷神丸はどこかに出港しているようで、港に船の姿はなかった。 おれはオルムが今どこにいるか調べてもらうため、ピピンという少年が連れて来た ルプガナ船団長と共に…

【創作 97】会いたい人

ミリアのおふくろに誘われたナナは、ミリアの花嫁衣裳を見に行くことになった。 おれはナナと離れて自由に動ける時間が確保できたのが嬉しくて、ナナがミリアの家に 入っていくのを見届けると、上機嫌で王子の肩に腕を回して歩き出した。 王子は不思議そうな…

【創作 96】いつもの2人

当初の目的どおり、ミリアに会って「結婚おめでとう」と伝えることが出来たナナは 恐縮してぺこりと頭を下げたミリアに「あなたはこれから王妃様になるんだから、 あたしにかしこまる必要ないわよ。今後は遠慮なくナナと呼んで」と伝えた。 そんなナナに促さ…

【創作 95】照れる男

ラダトームの町を出てルプガナへと向かおうとしていたところで、おれたちは 対岸をわざとらしく目立つようにウロウロしていた竜王のおっさんを発見した。 そして、ナナと王子から声をかけられ、おれたちのところまで飛んできたおっさんから 「わしの手下にも…

【創作 94】仲間モンスター

ラダトーム城に入城したおれたちは歓迎の宴に招かれ、その宴の席でラダトーム王と 今後も恒久的な協力関係を築くことを誓い合い、杯を交わした。 好きなだけ食って飲んで、言いたいことも言って、宴の後はそのまま城に泊めてもらい 翌朝、おれは大満足でラダ…

【創作 93】誓いの杯

以前、おれたちを「うすぎたないガキ!」と罵った門番たちと和解して、おれたちは ラダトーム城に入った。 城ではおれたちの来訪を受け、さっそく歓迎の宴が催されることになった。 王に会って紋章の保管方法について話し、今後も平和のために協力し合う約束…

【創作 92】和解

早朝、部屋を訪ねてきたナナに「ティアちゃんが急に熱を出した」と伝えられたおれは 途中の廊下で合流した王子と共に、3人でティアの部屋に向かった。 ティメラウスが診察のため部屋に招いたサマルトリア緑の騎士団の軍医・サンチョから 「お嬢ちゃんの発熱…

【創作 91】知恵熱

翌朝。早起きしたおれは、自室でラダトームに向かう準備をしていた。 昨日、王子から預かった袋を忘れないように身に着けていると「コン、コン」と ドアをノックする音が聞こえた。 こんな朝っぱらから誰だよ? と思いながらドアを開けると、ナナが立ってい…

【創作 90】小競り合い

ティアが実は「女王になりたい」という野望を持っていると聞かされたおれたち。 王子やナナがティアを激励する中、おれは「誰にも明かしていない野望」について 1人で思いを巡らせていた。 今までは絶望的だと思っていたが、もし本当にティアが王位を継ぐの…

【創作 89】兄妹の野望

今後の紋章の保管方法について、親父への報告を終えたおれたちは、上機嫌の親父に 笑顔で見送られながら謁見の間を出た。 このまますぐにラダトームに向かっても良かったのだが、今回は別に急ぐ旅でもないし 昨日の寝不足もあったので、今日は休息も兼ねてサ…

【最高の暇つぶし?】王子の名前を検証してみた☆

創作物語はちょっとだけひと休みして、今回は「ゲーム」の話をしようと思います! 創作物語が行き詰まったわけでは、ないような、あるような… (;´∀`) 実際のところは、Twitter で先に書きましたが、ローレシアの王子の名前を入れると 2人の仲間の名前がわ…

【創作 88】化けの皮

王子が結婚するという嬉しい報告を聞き、翌日からは久しぶりに3人でサマルトリア・ ラダトーム・ルプガナまで一緒に旅が出来るということもあって、おれたちは浮かれて 大聖堂の中ではしゃぎまわっていた。 日も暮れたので、そのまま大司教の居室で簡単な食…

【創作 87】理想の王妃

王子から「ミリアとの結婚の日取りが正式に決まった」と聞かされたおれたち。 『世継ぎ』についてノリノリで話すナナと大司教、2人とは対照的に真っ赤な顔で モジモジしている王子を、おれは少し離れたところで微笑みながら見守っていた。 「ちょっと、あん…

【創作 86】例の話

紋章の分配を決めるにあたって旅の思い出を語り合っていると、王子の成長を感じた 大司教が感極まって泣き出してしまった。 しばらくして泣き止んだ大司教に再び大聖堂の中へと通されたおれたちは、大司教に 「あの話をしたのか?」と聞かれ、王子が動揺し赤…

【創作 85】号泣

「ルビス様の力が宿った5つの紋章は、ロト3国で分配して持つのが良い」 大司教からそう助言されたおれたちは、紋章を手に入れたときのことを思い出しながら それぞれの分配を決めていた。 旅の思い出を語り合っていると、おれたちの前に座っていた大司教が…

【創作 84】最適な管理方法

呪文を書いた巻物はローレシアで保管することに決まったが、ルビス様の力が宿った 紋章をどこで保管すれば良いのか、おれたち3人だけでは決めきれなかった。 おれたち3人は救いを求め、大司教の助言を聞こうと大聖堂へと向かった。 大聖堂では大司教が必死…

【創作 83】ローレシア1択の理由 ②

ローレシアは魔法への関心が低いため、巻物を保管するのに最適だというおれの意見に ナナは「サマルトリアはどうなのか?」と疑問を投げかけてきた。 サマルトリアではダメな理由の1つ目は、おれの親父の存在だ。魔法を嫌う親父が 巻物を大切に保管してくれ…