ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!

不朽の名作「ゲームブック ドラゴンクエストⅡ」(エニックス版)                                        完成度の高い作品をゲームと比較しながら熱く語ります。 Twitter もあります→ https://twitter.com/john_dq2_book

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【創作 ⑨】 カインの敗北

(タイトルで思いっきりネタバレしちゃってますが... (;´∀`)) サマルトリアまで歩いて行きたいというナナとティアを強引にねじ伏せ 可哀想だと抗議してきた王子を封じ込めて、おれは勝利を確信していた。 うるさい女どもに背を向け、腕を組みそっぽを向い…

【創作 ⑧】 いざ、サマルトリアへ

「ちょっと! なんでこんなところで寝てんのよ。ねえ、起きなさいよ」 身体を揺すられて目を開けると、ナナとティア、リーナがおれを見ていた。 起き上がろうとすると背中が痛い。いつの間にか、床で寝てしまったようだ。 同じようにナナに起こされた王子が…

【創作 ⑦】 炎のミーティング

「……というわけだ」 声をかけたメンバーがおれのところに集まってきたところで おれは今日の昼にデルコンダル王と交わしてきた会話を伝えた。 おれの隣に座っていた王子はポカンとした顔で目をぱちくりさせて 「カイン。君は一体いつの間にデルコンダルまで…

【創作 ⑥】 おたのしみは...。

おれとナナは、ローレシア王が用意してくれた客室へ向かっていた。 おれたちにはそれぞれ個室が用意されてたが、ナナは疲れて眠ってしまった ティアとリーナを部屋に招いて、今は2人一緒に寝かせているらしい。 今夜はこのまま女3人で、夜どおし楽しくすご…

【創作 ⑤】 やきもちの行方

デルコンダル王の承諾を得て、おれはルーラで再びローレシア城へ戻って来た。 思い通りに事が進んだこともあって、すごく気分が良かった。 鼻歌まじりに城門へ向けて軽い足取りで歩いていくと 城門前にナナが腕組みをして立ち、あたりを見回しているのが見え…