ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!

不朽の名作「ゲームブック ドラゴンクエストⅡ」(エニックス版)                                        完成度の高い作品をゲームと比較しながら熱く語ります。 Twitter もあります→ https://twitter.com/john_dq2_book

2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【創作 78】祈りの指輪

いろいろあったが王妃のババアに花の種を植えてもらい、とりあえず安心したおれは 種を植えてもらってから数日間は、おとなしく城内で休むことにした。 ムーンブルクは気になったが、今はサイラスとモルディウスが仕切っているからな。 様子を見に行って、あ…

【創作 77】質問攻め

リオスに投げ縄で奪われたベラヌールの花の種は、ティアから王妃の手に渡った。 王妃は種を植えるため、おれを従えて裏庭へとやって来た。 おれとナナの関係を知りたい王妃は、いつもの調子でおれにぐいぐい詰め寄ってきたが そばにティアがいることを思い出…

【創作 76】花に合う水

ベラヌールでもらってきた花の種が入った麻の小袋をリオスの投げ縄で奪われた。 奪われた小袋はティアの手に渡り、ティアは「お母様に頼んであげる!」と言って 小袋を持って外へ駆け出した。 出遅れたとはいえ、ティアの鈍足におれの俊足で追いつけないはず…

【創作 75】老騎士のお友だち

ベラヌールからもらってきた種を植える作業は、女中たちに断られて頓挫した。 おれは可能性は低いと知りつつ、最後の望みをかけてティメラウスの部屋へ向かった。 ティメラウスは我が国の1番の重臣だ。 親父からの信頼も厚い老騎士には、他の臣下たちよりも…

【創作 74】誤算

ベラヌールに行き、ぺルラという婆さんからナナが好きな花の種をもらったおれは 意気揚々とサマルトリアへ戻った。 あとは、城にいる花に詳しい誰かに頼んで、この種を植えてもらえば良いだけだと 明るい見通しを立てていたのだが、ここで思わぬ壁にぶち当た…