前とのつながりがない不思議な項目が2つあります。
「117」と「439」の2つ。
前回は緊迫した描写が気になる「117」について書きました。
【番外編】 状況が気になる!謎の項目「117」 - ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!
今回は3人らしい会話が楽しめる「439」をご紹介しますねヾ(*´∀`*)ノ
「439」ではとにかく3人が可愛くて、ほのぼのしていてイイ感じです (*´ω`*)
そして、サマルトリア王子の最強武器が「てつのやり」の理由も判明しますよ (^_-)-☆
「439」の状況は、10分ほど走り続けて魔物から逃げ出すことができた3人。
今は安全な場所で、ようやくホッとひと息ついて休憩をしているところです。
カインとナナが襲われた魔物について話をしています。
「はあ、はあ、魔力を吸い取るなんて、とんでもないわ」
「魔術専用だと、こんなとき、困るな」
「何よ。あんたの剣の腕前なんか、ローレシアの王子に比べたら、たいしたことないじゃない」
「見ててわかんねえのか。剣術が違うんだよ、剣術が! こいつは力まかせになぎ倒すだけだが、おれの専門は突きなんだよ。わかったか」
「どうでもいいけど、ルプガナの城壁が見えてきたようだな」
ぼくがそう言って歩き出すと、二人とも慌てて立ち上がった。
「おい、待てよ。置いてくなよ。怒ったのか」
「どうせぼくは、力まかせに剣を振り回すしか能がないですよ」
この会話の先は、ベラヌール北のほこらにある「旅の扉」を使って
ルプガナに行き(ベホマスライムと)ミリアに会うシーンにつながります。
再会した「あいつ」と、寂しがるミリアと - ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!
下巻でルプガナに行くのは、大灯台から戻ってルーラでミリアを送ったとき。
北回り航路でベラヌールへ向かおう (^^♪ - ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!
それ以外は、この「ベラヌール北のほこらから旅の扉で行く」の2回だけ。
この2回とも、ルプガナに向かう道中で戦闘はありません!
(上巻も含めて)ルプガナ周辺で「魔力を吸い取る敵」には出会っていません!
また、「『魔力を吸い取る敵』から逃げる」のはテパの村へ行く途中だけ!
(パペットマンとマドハンドの群れに襲われたときに「逃げる」選択ができます)
郷に入っては郷に従え。大切な「仲直りのあいさつ」 - ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!
「魔力を吸い取る敵から逃げて、ルプガナに向かう」展開はありません!
あと細かい話ですが、ルプガナは港町なので『城壁』はないですよね~ (;´∀`)
原案ではルプガナ周辺で泥人形に襲われるシーンでもあったんでしょうか?
ページ数の関係でカットになったのでしょうか?
こちらも「117」と同様に前の展開が気になるところですが
それより3人の会話が可愛くて、細かいことはどうでもよくなりますね (笑)
カインとナナがワーワー言い合いをするのはいつものことですが
普段はカインとナナの言い争いはスルーなのに「力まかせに敵をなぎ倒すだけ」と
カインに言われて、思わずスネちゃうローレシア王子が可愛いです ( *´艸`)
「どうせぼくは…」っていじけているところにキュンとしますね (*´ω`*)
それとみなさん!ここでついにカインの剣術がわかりましたね ( ̄▽ ̄)
そう! サマルトリア王子の剣術は「突き」なんです!
サマルトリア攻防戦で悪魔神官デヌスを追いつめたときも
カインは「はやぶさの剣」を突き出して、デヌスのマントを斬り裂いていました。
『水の紋章』を手に、いざ海底洞窟へ! - ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!
だから、サマルトリア王子が剣を使いこなせないのは仕方ないのさ。
『ロトの剣』を装備できないのも「突き」が出来ないからなのさ。
「突き」が出来る「やり」がサマルトリア王子に最適な武器なのさ。
子供の頃、この会話を読んだときに
「あぁ、だからサマルトリア王子の最強武器は『てつのやり』なんだ~」と
妙に納得してしまいました ( *´艸`)
前からのつながりがない、この会話。
ローレシア王子の可愛らしさが見られて、カインの剣術もわかって
短いながらも、かなりおいしいシーンになっています (≧▽≦)
この会話を残してくれた作者さん、グッジョブですねヾ(*´∀`*)ノ