前とのつながりがない不思議な項目が2つあります。
「117」と「439」の2つ。
「439」は巻末に近いので見落とされがちかもしれませんね。
話の内容も、いつもの3人らしくほのぼのとしているので、さらっと流せる感じです。
(439の内容については次回紹介しますね (^_-)-☆)
「117」の項目は本の中ほどにあり、内容も緊迫感があるので
ゲームブックをプレイ中に偶然この項目を見かけて
「え?なにこれ (゚Д゚;)??」と気になった方も多いのではないでしょうか。
私も見つけたときは内容が気になって
どういう話の流れでこの会話をしているんだろうと隅々まで探しました。
すべての項目を見返しても「117」につながるものはありませんでした。
この会話につながるエピソードもあったけど、カットしたのでしょうか?
それとも、欠番だったのでしょうか?
もし番号が抜けていることに気づいて書き足したとすれば、なぜこんな会話を?
「117」で交わされているのは、気になることが多すぎる衝撃の会話でした。
(もったいつけるのはこのあたりにして、117の内容を紹介しますね (^_-)-☆)
「だめよ、あの人たちを置いては行けないわ」
「わかっている、けど、どうすればいいんだ?」
「無理だよ。早く逃げなけりゃおれたちもやられちまう」
「だって、船長はあたしを助けてくれたのよ。それなのに……」
確かに他のみんなを置いて、ぼくらだけ逃げるわけにはいかない。しかしハーゴンを倒すためには、こんなところで死ぬわけにもいかない!
ぼくは動けなかった。だが、敵はようしゃなく襲いかかってくる。
・・・何でしょうか、この緊迫感...(゚Д゚;)
会話から推察すると、オルム船長がナナを助けてくれて何とか危機を脱し
現状の3人は「逃げようと思えば逃げられる状態」
あの人たち・他のみんな、というのはおそらく「オルム船長と船員たち」
3人が逃げられる状況ということから船の上ではなく、どこかの地上にいる。
どこかの地で、オルム船長や船員たちと共に襲われた王子たち3人。
オルム船長がナナをかばってくれて、今なら逃げ出せる!
「全滅を回避するためにおれたちだけでも逃げよう!」と言うカイン。
「助けてくれた恩人を置いて逃げるなんてダメ!」と言うナナ。
どちらの意見もわかるので、決断ができないローレシア王子…(>_<)
ちなみに、この先に進むとなぜか
「シドーに殺され全滅するバッドエンド」につながります (*_*;
全滅回避のために逃げよう!というカインの言葉を聞けず
立ち尽くしてしまったことで全滅してしまった...というのはつながりますが…
ハーゴンを倒した後にシドー戦に突入するので
「ハーゴンを倒すためには、こんなところで死ぬわけにもいかない!」は
話の流れとしては成り立っていないんですよね (。-_-。)
シドー戦にオルム船長や船員たちがいるというのもおかしな話ですし…。
きっと、オルム船長がナナを助けて負傷するみたいな話があったけど
ページ数の関係でカットされて、この項目だけ残っちゃったんでしょうね。
欠番を見つけて適当に話を書いたとしたら、内容が気になりすぎますよね。
「どういう意図でこんな会話を書いたのか?」作者の方に聞いてみたいです。
今回は、前とのつながりがない謎の項目「117」をご紹介しました。
次回はもう一つの項目「439」について書きますね (^_-)-☆
次回もお楽しみに~♪