ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!

不朽の名作「ゲームブック ドラゴンクエストⅡ」(エニックス版)                                        完成度の高い作品をゲームと比較しながら熱く語ります。 Twitter もあります→ https://twitter.com/john_dq2_book

ナナの瞳を信じる! デルコンダル王が見せた男気

「金の鍵」&「聖なる織機」を手に入れ、ナナのお誕生日会も大成功!

お腹いっぱいの王子たちはザハンの町をあとにします。

 

ザハンの町から、一番近いデルコンダル城まで長い船旅で戻ります。

前回は新年のお祭り中でしたが、今はもう春のぽかぽか陽気 (*´ω`*)

 

季節が変わったからなのか、前回とは城の印象が違います。

城門に近づいて、印象が違う理由がわかりました (;゚Д゚)

 

城門前にはバピラスの大群

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門兵は自在に飛び回る敵に悪戦苦闘中 (>_<)

 

「ちっ!トロくって見てられねえぜ。ベギラマ!」

カインの呪文を合図に、一気にバピラスに襲い掛かる王子たち。

 

強くなったローレシア王子たち。バピラスなんて、もはやザコ敵 ( *´艸`)

正門前のバピラスたちは王子たちが簡単に倒してしまいます。

 

一息つくと、城の中からも悲鳴や怒号が聞こえてきます (; ・`д・´)

城内にもバピラスの大群が侵入しているようです!

 

 

「ぼくはローレシアの王子

 助太刀します!城内に入れてください!!」

身分を明かし、城門前の門兵に城内へと入れてもらう王子たち一行。

 

 

カイン&ナナの攻撃呪文で弱らせたバピラスたちを

窮屈な船旅で欲求不満だったオルム&レオンが大立ち回りで斬りつける。

斬る!斬る!斬る!

返り血を浴びながら剣を振るい続ける、王子・オルム・レオン

最後の一匹も、ローレシア王子が真っ二つに斬り裂きますヾ(*´∀`*)ノ

 

 

バピラスを斬り倒し、デルコンダル城の謁見室に通された王子たち。

 

謁見室までバピラスが入り込んだようで、壁や床はボロボロ (>_<)

近衛兵や重臣たちで無傷の者はおらず、王様はケガこそしていないものの

疲れ切ってやつれており、ずいぶんと老けた印象に変わっていました (~_~;)

 

「おぬしは敵国の王子。わしの命令でそなたの首など簡単に飛ばせる。

 なのに、なぜ助けてくれたのだ?」納得いかないという顔の王様。

 

「今は国同士で争っている時ではないのです。

 大神官ハーゴンを倒さなくては、世界は終わりです。

 ハーゴン地獄の門を開いた恐ろしい悪魔。

 魔物を呼び寄せたのも、すべて奴の仕業です!」

 

考え込んだデルコンダル王に、重臣のひとりが忠言します。

「王様、だまされてはなりませんぞ!

 敵国の王子が、デルコンダルの支配を目論んでいる可能性も…」

 

「違います!!」

それまで沈黙を守っていたナナが、王の前に駆け出してきます。

 

「私の祖国ムーンブルクハーゴンに滅ぼされました。

 人々はすべて殺され、美しい花畑は毒の沼地となり

 私が生まれ育った城は、呪われた廃墟になってしまったのです!

 

 今のままでは世界中がムーンブルクのようになってしまいます。

 そうなる前に、ハーゴンを倒さなくては…」

 

ナナの言葉に、深くうなづいたデルコンダル王。

 

ローレシア王子よ。只今、このときより

 わがデルコンダル軍はハーゴン討伐のための

 兵をあげる。それでよいな?」

 

「はいっ!!」

 

王の言葉に、先ほどの重臣が再び口を開きます。

「王様!この者たちの言うことが真実だと、どこに証拠が?」

「証拠ならある」

「……」

王様はナナの顔を見つめて言った。

「その娘、いや、ムーンブルクの王女の瞳、それがなによりの証拠じゃ」

  

 エニックスオリジナル版 ゲームブックドラゴンクエスト

 下巻 激闘!ハーゴンの神殿|エニックス出版局 編

 

デルコンダル王は同盟を守る約束として

青く大きな宝石『不思議な宝石』を手渡してくれました。

 

 

ゲームブック下巻で、私がとても好きなこのシーン (*´ω`*)

 

何度も牢屋に入れられたり散々な目に遭わされてきましたが

デルコンダルも同盟を結んで、ともに戦ってくれることになりました (*´▽`*)

 

ラダトーム王が「隠れていてすまなかった」と謝罪して

「ロト三国とともに戦う!」と宣言してくれたときも感動しましたが

 

敵対国でありながら「ナナの瞳を信じる!」

同盟を結んでくれたデルコンダル王には大感動です°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

 

 

デルコンダル王から「不思議な宝石」を手に入れ

次なる町へ向かいましょう!

 

 

次回もお楽しみに~♪