リビングデッドとの戦闘後
リビングデッドの死体から、ぼうっと青白い人魂が浮かび上がります。
人魂は王子たちをハーゴンの手下と勘違いして怒りをあらわにしますが
「ぼくはローレシアの王子だ。ナナ姫を救出しに来た!」と言うと
表情(?)を和らげて、王子たちを玉座の間へと案内してくれます。
そこには人魂がうようよ。
痛みを訴えるもの、悲しみ嘆くもの、怒りと恨みで憤るもの…
成仏できない魂たちの声を聞きながら、玉座へ向かうと新たな声が。
「わしはムーンブルクの王なり。城は落城し、ルビス様の『精霊の紋章』は
破壊され四散してしまった。しかし、あの災厄の日、我が娘ナナは運良く
乳母と共に城の外へ出ていた。乳母は太古の魔法に精通していたので
何とかナナを逃がしてくれているはず。どうか探し出してほしい」
王様の言葉が終わると、いつの間にかたくさんいた人魂は姿を消し
あたりは静寂に包まれています。
月明りを頼りに、さらに探索を続けてみましょう。
玉座の間があった大広間の奥には、精霊ルビス様を祭る神殿があります。
月の光で輝く銀色の祭壇には、何かが置かれていたらしきくぼみが5つ。
くぼみは「三日月」「涙滴」「太陽」「ハート」「星」の形。
重要なものだと思うが、鈍感なぼくにはサッパリわからない…(-_-;)
月、水、太陽、命、星の紋章の跡だ。この五つの力を統べるのが、大地の精霊ルビス様だから……。そうか、ルビス様の力が衰えたのはこの紋章が破壊されたためだったのか。ハーゴンがまずムーンブルクを攻め落としたのは、この紋章を引きちぎるためだったんだ!
上巻 ロトの末裔たち|エニックス出版局 編
ハーゴンとロトの子孫たちの戦いは、宗教をめぐる戦争でもあります。
これが不朽の名作「ゲームブック ドラゴンクエストⅡ」だ! - ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!
大地の精霊ルビスを信仰する勢力と、破壊神シドーを信仰するハーゴン。
ハーゴンは自らの信仰を広めるために、世界に広く浸透している多数派の
「大地の精霊ルビス様を祭る勢力」を弱める必要があったのですね。
カインがリビングデッドになっていなければ
紋章の跡からカインが察して、ムーンブルクが襲われた理由がわかります。
さらに、祭壇に置かれていた巻物から「レミーラ」を覚えます。
カインがリビングデッドになってしまっていたら
くぼみが何かぼくにはサッパリわからないので、1階の探索は終了です。
ゲームの「ドラゴンクエストⅡ」では洞窟内でもある程度は見渡せるので
たいまつ・レミーラは不要ですが、なぜかゲームブックではたいまつ必須。
「たいまつ」は燃えつきるのが早くて難儀でした…(-ω-;)
たいまつが燃えまくった魔術師の島↓↓
ぼくにしか聞こえない不思議な声(?)で銀のカギGET - ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!
カインが「レミーラ」を覚えることで、冒険は楽になりますね。
レミーラは1度かければ永続しますから。
やはりハーゴンに襲撃されたときナナ姫は城にいなかった。
ただ、ムーンペタの酒場にいた兵士の話とは違い、王様の亡霊によると
「一緒にいた乳母が、きっとナナを助けてくれたはず!」との情報が!
さらに、ムーンブルクがまず襲われた理由もわかり、レミーラも覚えて
王子たちはさらなる情報を求めて地下の探索へと向かいます。
次回もお楽しみに~♪