ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!

不朽の名作「ゲームブック ドラゴンクエストⅡ」(エニックス版)                                        完成度の高い作品をゲームと比較しながら熱く語ります。 Twitter もあります→ https://twitter.com/john_dq2_book

ムーンブルク城が最初に襲われた理由とは?

リビングデッドとの戦闘後

 リビングデッドの死体から、ぼうっと青白い人魂が浮かび上がります。

人魂は王子たちをハーゴンの手下と勘違いして怒りをあらわにしますが

「ぼくはローレシアの王子だ。ナナ姫を救出しに来た!」と言うと

表情(?)を和らげて、王子たちを玉座の間へと案内してくれます。

 

そこには人魂がうようよ。

痛みを訴えるもの、悲しみ嘆くもの、怒りと恨みで憤るもの…

成仏できない魂たちの声を聞きながら、玉座へ向かうと新たな声が。

 

「わしはムーンブルクの王なり。城は落城し、ルビス様の『精霊の紋章』は

 破壊され四散してしまった。しかし、あの災厄の日、我が娘ナナは運良く

 乳母と共に城の外へ出ていた。乳母は太古の魔法に精通していたので

 何とかナナを逃がしてくれているはず。どうか探し出してほしい」

 

王様の言葉が終わると、いつの間にかたくさんいた人魂は姿を消し

あたりは静寂に包まれています。

月明りを頼りに、さらに探索を続けてみましょう。

 

玉座の間があった大広間の奥には、精霊ルビス様を祭る神殿があります。

月の光で輝く銀色の祭壇には、何かが置かれていたらしきくぼみが5つ。

くぼみは「三日月」「涙滴」「太陽」「ハート」「星」の形。

重要なものだと思うが、鈍感なぼくにはサッパリわからない…(-_-;)

 

月、水、太陽、命、星の紋章の跡だ。この五つの力を統べるのが、大地の精霊ルビス様だから……。そうか、ルビス様の力が衰えたのはこの紋章が破壊されたためだったのか。ハーゴンがまずムーンブルクを攻め落としたのは、この紋章を引きちぎるためだったんだ!

 

 エニックスオリジナル版 ゲームブックドラゴンクエスト

 上巻 ロトの末裔たち|エニックス出版局 編 

 

ハーゴンとロトの子孫たちの戦いは、宗教をめぐる戦争でもあります。

これが不朽の名作「ゲームブック ドラゴンクエストⅡ」だ! - ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!

 

大地の精霊ルビスを信仰する勢力と、破壊神シドーを信仰するハーゴン

ハーゴンは自らの信仰を広めるために、世界に広く浸透している多数派の

「大地の精霊ルビス様を祭る勢力」を弱める必要があったのですね。

 

カインがリビングデッドになっていなければ

紋章の跡からカインが察して、ムーンブルクが襲われた理由がわかります。

さらに、祭壇に置かれていた巻物からレミーラを覚えます。

 

カインがリビングデッドになってしまっていたら

くぼみが何かぼくにはサッパリわからないので、1階の探索は終了です。

 

 ゲームの「ドラゴンクエストⅡ」では洞窟内でもある程度は見渡せるので

たいまつ・レミーラは不要ですが、なぜかゲームブックではたいまつ必須。

「たいまつ」は燃えつきるのが早くて難儀でした…(-ω-;)

 

たいまつが燃えまくった魔術師の島↓↓

ぼくにしか聞こえない不思議な声(?)で銀のカギGET - ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!

 

カインがレミーラを覚えることで、冒険は楽になりますね。

レミーラは1度かければ永続しますから。

 

 

やはりハーゴンに襲撃されたときナナ姫は城にいなかった。

ただ、ムーンペタの酒場にいた兵士の話とは違い、王様の亡霊によると

「一緒にいた乳母が、きっとナナを助けてくれたはず!」との情報が!

 

さらに、ムーンブルクがまず襲われた理由もわかり、レミーラも覚えて

王子たちはさらなる情報を求めて地下の探索へと向かいます。

 

 

次回もお楽しみに~♪