上巻 勇者の末裔たち 下巻 激闘!ハーゴンの神殿
写真が下手すぎてすみません。。。。
ホントはこのブログを書き始める段階で紹介したかったんですが
最近、引っ越しをして荷物の整理ができておらず・・・。
ゲームブックの内容は何度も読みこんだおかげで頭に入っていて
何も見なくても最後までストーリーは書いていけるんですが
ティア王女の無限ループのセリフとか細かい部分までは覚えていないので
段ボールから引っ張り出してきました。
今までに公開した記事で記憶違いがあった部分や書けていなかったセリフなど
本を見て書き直しましたので、良かったらご覧ください。
ローレシアの王子がどうのつるぎと50ゴールドをもって城を出た理由
おてんば姫と無限ループと盗賊リオス - ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!
サマルトリア妹、最強説を検証する - ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!
今回はゲームブックの総括について書きます。
ゲームでは「勇者が魔王を倒す話」ですが、ゲームブックは世界観が違います。
より現実的で、現代にも通ずる話になっています。
大地の精霊ルビスを信仰するロト3国(ローレシア・サマルトリア・ムーンブルク)
同盟国が襲われた場合は、国をあげて戦います。
国の威信をかけて、同盟国の危機に対抗します。
大地の精霊ルビスとは真逆の、破壊神シドーを信仰するハーゴン軍。
自らの信仰こそ正義であると信じて、教義に反するものを消し去ろうとする。
ハーゴンにとっては、大地の精霊ルビスを信仰する者たちを滅ぼしていくのは
教義にのっとった聖戦なんです。
国家間の戦争であり、宗教観をめぐる戦争でもある。
今の時代でも起こっていることですよね。
宗教をめぐってテロが起こったり、同盟国の発言でミサイルが飛んできたり…。
ただの「勇者の冒険」で終わらせず、壮大な世界観で書かれているところも
このゲームブックを名作だと思う理由の1つです。
国をあげての戦争なので、王子が戦いに参加するのを止められるのもわかります。
国同士の争い、宗教が絡む対立でありながら
王子たち3人は仲良く、どこかほのぼのとした旅をしています。
ゲームのBGM「果てしなき世界」がピッタリくるような楽しげな様子です。
でも、誰かが死ぬ場面は子供が読むにはつらい悲惨な描写がされていたりします。
ただ楽しいだけの旅ではない、つらくても何度でも立ち上がって進んでいく!
本当に素晴らしい作品です。作品の魅力をできるだけお伝えしたいと思います。
私はこの本に影響されすぎて、小学校の卒業文集で
「私の将来の夢は冒険家!仲間と旅がしたい!」と書いたぐらいです( ´艸`)
カインが大好きで「私もカインと一緒に旅がしたい!」とガチで思っていました。
かなりアホですが、小学生なので許してあげてください(笑)
いよいよ次回は、私の大好きなカインと勇者の泉で出会います。
(引っ張りすぎですみません。。。)
次回もお楽しみに~♪