勇者の泉を出た王子・カイン・ティアの一行。
ローレシアの南のほこらへ向かいます。
ゲームでは「銀のカギを取りに行け」というおじいさんがいるほこら。
ゲームブックでは、あのおじいさんはカインの魔法の師匠です。
南のほこらへ向かう途中で、バブルスライムに遭遇。
ティアが「見てみたいな♡」と言ったために出てきてしまいました。
バブルスライムは耳が良いそうです (;´∀`)
見てみたいっていうから来ちゃった (*´σー`)エヘヘ
戦闘中、転んでしまったカインの上にバブルスライムが乗ってしまい
傷口にバブルスライムの毒が入ってカインは苦しそうにうめいています。
かと言って切りつけると、はじけた液体が傷口に入ってカインが危ない!
そのままにしていても、敵を切りつけても、カインが・・・。
ど、どうすればいい? ぼくは身動きがとれなかった。
「お若いの、そいつのことはおれにまかせな!」
森の奥から、つばの広い帽子をかぶった緑づくめの男がやってきて
木の棒でバブルスライムを拾い上げると、背負っていた袋に投げ入れます。
袋はハガネで出来た網で、電流が流れているのかバチバチと音がしています。
王子たちを襲ったバブルスライムをいとも簡単に片づけると男は毒の沼地へ。
男は毒の沼に設置した魚網から大漁のバブルスライムを拾い上げると
袋の中にどんどん投げ入れていきます。
男の名前は「オーウェン」
職業は「バブルスライム・ハンター」
バブルスライムの毒に耐性をつけるため、バブルスライム料理を食べ続けて
顔も腕も全身が緑色!(でも、ティア曰く「かっこいい♡」そうです)
バブルスライムに電流を流して一晩寝かせると、やつらは苦しさのあまり
玉のような汗を流す。それが塗ればどんな傷も毒も治る薬の原料になる。
薬の名は「泡粘膏」(バブルバーム)、お代は20ゴールド。
物語の前半でお金がない状態なので、あまりたくさんは買えませんが
出来るなら有り金をはたいて買っておきたい泡粘膏!
HPが全回復する上に、毒も消せる万能薬です!!
バブルスライムが万能薬になるなんて!
その薬づくりを生業にして生きている人がいるなんて!
ゲームブックでは「いろんな人が生きている」と感じることが出来ます。
勇者たちだけが生きているのではなく、町の人々にも暮らしがある。
生活の知恵があり、いろんな商売があり、みんな頑張って生きている。
これを感じさせてくれるのも、ゲームブックの素晴らしいところ。
ゲームブックのオリジナルキャラ
以前にちらっと書いた盗賊リオス同様、重要人物です。
おてんば姫と無限ループと盗賊リオス - ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!
今回、バブルスライムの毒で危なかったカインを救ってくれた彼は
別の重要な局面でも、カインを助けてくれることになります。
去り際にオーウェンはこう言います。
「おれには幼い頃に生き別れた、ブラーエンという兄がいる」
さて、ブラーエンはどこで何をしているのでしょうか?
オーウェンに助けられ、万能薬「泡粘膏」と手に入れた3人は
カインの師匠がいる南のほこらへと歩き始めます。
次回もお楽しみに~♪