ムーンブルクのナナ姫から「たすけて」とテレパシーを受けて
姫を救出するために城を飛び出したローレシアの王子。
リリザの町に立ち寄り、情報収集。
その後、サマルトリアに向かって歩いていると暴れ馬に乗った少女が!
馬の後ろにはゆうれいがいて、馬と少女に襲い掛かっています。
馬に飛び乗る・ゆうれいに切りかかるなど選択肢が分かれますが
何を選んでも(ダメージの違いはありますが)少女を助けることはできます。
助けた少女は王子を見て、こう言います。
「ありがとう!ローレシアの王子!」
バ、バレてる・・・(;゚Д゚)
え?ローレシアの王子って何のことですか?
いや、ぼくはただの旅の者ですが・・・。
「わたしのこと、覚えてないの? サマルトリアのティアよ」
馬に乗っていたのはサマルトリアの王子カインの妹、ティア姫。
姫の計らいでサマルトリア城にすんなり入ることができます。
ちなみに、ティアを助けるときに深いダメージを負うと
サマルトリア城に強制的に担ぎ込まれます(笑)
なぜ、馬に乗っていたのかティア姫に話を聞くと、
勇者の泉へ向かった兄カインを追いかけ、馬に乗って城を出たところ
ゆうれいに襲われて馬が制御不能になってしまったとのことでした。
カインを追って、一緒に勇者の泉へ行って欲しいと頼まれた王子。
断る!ムーンブルクへ行く!
「あ、そう。いいわよ。ムーンブルクへ行くというのなら
ここで大声を出して正体ばらしてやるから!
みなさーん、ここにいるのはローレシアの王子よ!」
お忍びの旅で、バレたら城に強制送還されるとわかったうえで
正体ばらすぞ!と脅してくるティア姫。
いや、それでもぼくはムーンブルクへ行くんだ!
ここでは「なによ!ムーンブルクの姫がそんなにいいの?」みたいな
文句をガンガン言われて話が進みません。
(※ ゲームブックを見返して追記します)
【追記】ゲームブックを見返しました。
ティアの無限ループは面白いので原文を引用します。
ムーンブルクへ向かう!
「お兄ちゃん捜しに行かないの?行くって言ったじゃない。うそつき、うそつき。お兄ちゃん剣術あんまり得意じゃないから、今ごろホイミスライムに囲まれて、うねうねの触手にからみつかれて困ってるかもしんないじゃない。そしたら、ローレシアの王子のせいだからね。うちのお兄ちゃんなんかより、ど~せムーンブルクの王女の方が心配なんでしょ。なによ、あんな魔女っ子なんか。ねえ、ちょっと聞いてるの。失礼しちゃうわね。ぷんぷん。勇者ロトの血を引いてるんでしょ。いいの?勇者がうそなんかついて……」いきなりティア王女にまくしたてられてしまった。ど、どうしたらいいんだ~!
上巻 ロトの末裔たち|エニックス出版局 編
ムーンブルクへ向かう!
「いいの?言っちゃうわよ。この町の広場の真ん中で『みっなさーん、ここにいるのはローレシアの王子様よ』って。なによ。そんな目で見なくたっていいじゃない。ティアはお兄ちゃんが心配なだけなんだもん。いいわよ。ローレシアの王子が行かないんだったら、ティアひとりで行っちゃうもん。兄思いの妹は、荒野でバブルスライムに襲われて、ひとりさびしく死んでいくんだわ。最期までお兄ちゃんのことを思いながら。ああ、あたしってけなげ……」王女はぼくのそでを引っ張って離さない。
上巻 ロトの末裔たち|エニックス出版局 編
勇者の泉へ向かうかどうかは保留にして、城下町を探索します。
サマルトリア城の牢屋で「盗賊リオス」と話ができます。
リリザの町で情報収集して「リオス」という名前を聞いておかないと
牢屋はスルーになってしまうので注意が必要です。
リオスはゲームブックのオリジナルキャラですね。
大事な場面で登場して、主人公たちを助けてくれます。
リオスは<魔術師の島>へ向かう途中でぐんたいアリに襲われ
助けてくれたのがサマルトリアの兵士だったため牢に入れられたそう。
また、ハーゴンに襲われたときナナ姫は城にいなかったと教えてもらえます。
ハーゴン軍はナナを探していたが、みつかっていなかったことも。
ハーゴンに襲われたとき、ナナは城にはいなかった。
何とかして逃げ延びて、今も生きているに違いない!
ナナ!助けに行くぞ!
でも、サマルトリアのティア姫は許してくれません。
上記の無限ループで、勇者の泉へ強制的に向かうことになります (;´∀`)
しかも、手にバスケットを持ち、おめかししたティア姫も同行するとか!
あぶないからダメと王子は必死に止めますが
「なによ、置いてくんなら、あとで勝手についてくもんね。
ああ、それでティアは人知れずヒババンゴに食べられてしまうんだわ。
なんて悲しい物語なのかしら」
ティアにがっちり袖をつかまれて逃げられません。
ピクニック気分のティア姫を連れて、カインを探しに勇者の泉へ向かいます。
次回もお楽しみに~♪