ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!

不朽の名作「ゲームブック ドラゴンクエストⅡ」(エニックス版)                                        完成度の高い作品をゲームと比較しながら熱く語ります。 Twitter もあります→ https://twitter.com/john_dq2_book

息子を想う親の愛(母親編)

ローレシア城を出て、ハーゴン討伐の旅に出る決意を固めたローレシア王子

息子の身を案じた父王に「城を出ることは絶対に許さん!」と言われます (>_<)

 

父に隠れてこっそり城を抜けだすとしても、会っておきたい人がいる…。

 

王子は、母がいる男子禁制の後宮を訪ねます。

入口でひざまづいて待っていると、華奢で透き通るような白い肌の母が現れます。

「普段は呼ばないと来ないのに、どうしたのかしら?」

息子を見て、優しく穏やかに微笑む王妃。

(はかなげな美人さんなのでしょうね (*´ω`*))

 

王子は、ナナを助けるため城を出たいと思っていること、

ナナを助け出した後は、ハーゴン討伐ためロンダルキアへ向かいたいこと

父は反対しているが、押し切って旅をしたいと思っていることを母に伝えます。

 

息子の話を黙って静かに聞いていた母。

 

あなたはもう大人なんだものね。

あなたが自分で決めたことに対して

私から、とやかく言うことはないわ。

 

あなたは勇者ロトの子孫だということは忘れないで。

勇者の血が流れているのだから、つらくても、苦しくても

自分で行くと決めた以上、くじけてはいけませんよ。

 

それがわかったなら、どこへでも行ってしまいなさい!

 

 

背を向けて、後宮の奥へとゆっくり歩いていく母。

後ろ姿からも、母が泣いているのがわかります (/_;)

 

まだまだ子供だと思っていたのに…

いつの間にか一人前の大人になっていたのね…

 

つぶやく母の声を聞きながら、王子は後宮をあとにします (;_;

 

 

お母さ~ん…(T_T)

親離れ・子離れの瞬間ですね。

 

息子が成長して、自分の意志で「こうしたい!」と言うのを聞いて

自身の寂しい気持ちを抑えて「行ってこい」と背中を押す母の愛。

 

優しくもあり、芯の通った強さもある美しい女性…

この場面だけで、そんな母上のイメージが目に浮かびます。

 

透き通るような白い肌、たおやかで優美な物腰も含めて

お手本にしたい女性像ですね (*´ω`*)

 

命を狙われている息子、危険な目に遭わせたくないから

城において守ってあげたいと願う父の愛。

 

息子が、自分の意志でやりたいと思うことがあるのなら

寂しさをこらえて送り出してあげたいと思う母の愛。

 

形は違えど、両親の愛を一身に受けている王子 (*´ω`*)

こんなにも愛されているなんて王子は幸せ者です。

平和な世の中を取り戻し、いつか両親に恩返しできるといいですね (*^▽^*)

 

 

そのためにも、打倒ハーゴン!!

旅立つ前に、父の命を救ってくれた大司教様にも会っておきましょうね。

 

次回は、大司教とのほっこりエピソードです♡

 

 

次回もお楽しみに~♪