ロンダルキアのほこらで癒された王子たち3人は、ハーゴン城へ向かいます。
不審に思いながらも、中に入ってみます。
ハーゴン城に入ったナナ。
目に入ってきた光景に、かすかな胸の痛みを感じます。
花が咲き誇り、白亜の城壁と石畳が美しい ムーンブルク城。
城は活気にあふれ、ムーンブルク<赤の騎士団>の姿も見えます。
懐かしい、愛おしい…でも2度と見ることのできないかつての故郷...(/_;)
「ほら!あたしの言ったとおりでしょ!!」
後ろにいるローレシア王子とカインに話しかけますが、返事はありません ( ゚Д゚)
振り返っても、2人ともどこにもいません…(゚Д゚;)
「2人とも、どこに行ったの?」
ローレシア王子とカインの名前を叫びながら、あたりを探し回るナナ。
「姫様!どうなさいました?」
ナナの叫び声を聞きつけ、<赤の騎士団>の兵士たちが駆けつけてきます。
「さがりなさい!あなたたちは死んだはずよ!!」
兵士たちはキョトンとした表情でお互い顔を見合わせると、大爆笑 (≧▽≦)
「我々が死んだですと? あっはっはっは!これは愉快な冗談だ (≧▽≦)」
え? 冗談...って……(*_*;
にぎやかな様子に、笑みを浮かべながらこちらへ歩いてくる人物が見えます。
ムーンブルク王と王妃です。
手を取り合い、微笑みながら歩いてくる父上と母上...(゚д゚)!
「そんな...。嘘よ!城は滅ぼされたんですもの!!」
「愛しいわが娘。わたしたち2人の宝物。
ムーンブルクの宝石よ。さあ、こっちへおいで。
お前は悪い夢を見ていたに違いない」
父王が、目を細めながらナナへ手を差し伸べてきます。
本当に?すべて夢だったの??
ムーンブルク王に向けて、手を伸ばしかけていたナナは
途中で「あること」に気がついて、手を止めます。
胸元で「ルビスの守り」が激しく光り輝いている!
無意識のうちに「ルビスの守り」をぎゅっと握りしめるナナ。
途端に世界は暗転 (゚Д゚;)!!
目まぐるしく変化する景色の中
ナナはあらぬ限りの声をあげて叫んでいました (>_<)
王子とカインには気を遣わせないように「もう大丈夫!」と言っていたナナ。
ツンデレの極み♡ そして、相変わらずのローレシア王子(;´∀`) - ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!
でも、本当は落城前のかつてのムーンブルク城のことを忘れたことはなく
元気だったころの父と母にもう一度会いたいと願っていたのでしょう。
その秘めた想いにつけこまれて見せられた幻覚...(´;ω;`)ウゥゥ
「父上のようなもの」の手をつかまなくて良かった…。
「ルビスの守り」がナナを守ってくれて良かった (T_T)
胸が痛くなる悲しい幻覚を見たナナ。
2人の王子は、どんな幻覚を見たのでしょうか?
次回もお楽しみに~♪