無事に船旅を終えてラダトームに到着、城下町を歩くロトの子孫たち。
3人の視線の先にはラダトーム城がそびえたっています。
ラダトーム城の造りや、塔の感じはどことなくローレシア城に似ているな~。
一緒に歩くカインとナナに話す、ローレシア王子。
「あら、ムーンブルク城はもっと似ているわよ」
ナナの言葉に思わず顔を見合わせるぼくとカイン。ナナは微笑もうとしています。
「もう大丈夫よ。今まで、私の故郷の話を避けてくれていたみたいだけど、
現実は現実として受け止めないとね!」
現実を受け入れて、これから前向きに生きようとするナナの発言 (^_-)-☆
気の利いたことを言いたいけど、何を言えばいいのだろう(王子は頭を整理中)
カインは顔色も変えずにさらっと言います。
つらいことがあったらよ、 無理しないで素直に泣けよ。背中ぐらい貸してやるからさ
上巻 ロトの末裔たち|エニックス出版局 編
カインのセリフは、ナナにもヒットしたようでカアーっと真っ赤になります。
「よけいなお世話よ。あたしよりあんたの方がよっぽど素直じゃないわ」(←照れ隠し( *´艸`))
カインに遅れを取ったローレシア王子。ようやく言いたいことがまとまります。
「ぼくさ、ナナのこと好きだよ」
!?
この流れで? カインもいるというのに?? 王子、突然の愛の告白です。
もちろん、この告白にはカインとナナもビックリ( ゚Д゚)
「なんだと!」「えっ!」と驚いた顔で王子を見ます。
なんか、おかしなこと言ったかな?まだ言いたいことあるから続けよう。
「それにさ、カインのことも好きだぜ。
だからさ、2人にはケンカして欲しくないんだよ」
愛の告白(2回目)…(;´∀`)
まさかのオチに、大爆笑のカイン(*´▽`*)
ナナはムッとほっぺたをふくらますと「先に行くわよ」と歩いて行ってしまいます。
頭を整理して良いこと言ったのに、カインには笑われるし、ナナは怒るし大混乱の王子。
「ねえ、何かぼく変なこと言ったかな?」
カインに聞いてみますが、カインはますます笑うばかり…
しょうがない。ナナも行っちゃったし、先に進むことにしよう!
今までもローレシア王子のことを「世間知らずの鈍感王子」と書いていましたが
このとおり、ガチのやつ (;´∀`)
いくら素朴なお子ちゃまだとはいえ、王子様も16歳の立派な男の子なんですから
「ナナも、カインも好きだぜ♡」はないだろう!と思いますよね。
まぁ、これも王子の良いところです(*´ω`*)
カインのツンデレにきゅんきゅんして、王子の天然に笑わせてもらって。
城下町での一幕はほっこりしてすごく良いですね♡(*´▽`*)
ラダトームではまだこれからも楽しい場面が続きますよ~(^^♪
次回もお楽しみに~♪