ロンダルキアのほこらで癒された王子たち3人は、ハーゴン城へ向かいます。
不審に思いながらも、中に入ってみます。
気がつくとサマルトリア城の謁見室に立っているカイン。
目の前には親父、サマルトリア王がいます。
王の両隣にはモルディウス卿とティメラウス卿が控えています。
2人とも王の横に控えている感じではありませんが…(;´∀`)
「よくやったな!カイン (*´▽`*)」
親父(サマルトリア王)がカインを褒めてくれます。
「カインよ。おぬしは魔戦士として一人前じゃ ( ̄▽ ̄)」
後ろから声がかかり、振り返るとグランログザー師匠が立っています。
グランログザー師匠の言葉に、大きくうなずくサマルトリア王。
あんなに仲の悪かった親父と師匠が、肩を並べて笑っています (*´ω`*)
「やったね!おにいちゃん (*´▽`*)」
ティア姫が飛びついてきます (*´ω`*)
みんなが仲良く、幸せそうに笑っている (*´ω`*)
懐かしい顔、懐かしい声。見るもの・聞くもの、すべてが快い…♡
こんなに心が和んだのは生まれて初めてだ (*´ω`*)
満ち足りた気持ちの中で、カインは思います。
あとは、ここにナナがいれば……!
カインの心の声が聞こえたのか、どこからともなくナナがあらわれます。
「カイン、あなたのおかげよ♡」
カインに抱きついてくるナナ。
柔らかい身体...鼻腔をくすぐる香水の香り...(*´ω`*)
ナナが香水をつけているなんて知らなかった…
ずっとそばで一緒に旅をしていたというのに…
ナナがそっと身体を離して、カインを見あげてきます。
涙で潤んだナナの瞳...(*´ω`*)
「もう、離れたくないの…」
キャー (≧∇≦)♡
カインは「ナナが香水をつけてたなんて知らなかった」と言っていますが
私からしたら「カインがナナを好きだなんて知らなかった!」
ドキドキが止まらないこの展開ですが
カインは勘が鋭いので「こんなことあるわけない」というルートがあります (;_:)
(悲しい話なので、さらっと済ませましょう)
こんなことあるわけない!とナナを突き飛ばすカイン。
悲鳴を上げて倒れるナナ。
「カイン、どうして? あたしはこんなにあなたのことを……」
「やめろ! その先は言うな!!」
いつしか、親父も師匠もティアも姿を消しています。
白くぼんやりした景色の中にあるのは、うつむいたまま涙を流すナナの姿だけ。
「どうして信じてくれないの? あなたにもらった貝殻
あたし、今でも大切に持っているのに…」
貝殻を握った手をカインの方へ向けるナナ。
カインはナナの手を振り払います。
「みんな嘘だ!まやかしだ!こんなことあるわけない!」
ナナの手から落ち、砕け散る貝殻...ぼんやりと薄れて消えていきます。
泣き続けているナナ…その姿もだんだん薄れて消えていきます…
すべてが消えた世界...
カインの心に残ったのは、深い悲しみと激しい怒り でした…(T_T)
(ここでナナの悲鳴を聞き、幻覚から覚醒します)
自分に都合のいい幻から「好き」と言われても意味はない…(;_:)
とは言え、愛するナナを拒絶し続けるカインの気持ちを思うと…(´;ω;`)ウゥゥ
夢でも、幻でもいいじゃない!
好きな人が「離れたくない」って言ってくれるんだから、ガンガン行っちゃおう!
そのルートは次回お伝えしますね ( *´艸`*)
次回もお楽しみに~♪