死闘の連続だった、上巻のラストダンジョン「大灯台」
多くの犠牲もありながら、妖術師を倒すことが出来たローレシア王子。
命がけで助けたミリアと、しっかりチュウ♡を交わしてから ( *´艸`)
王子は、胴体だけになった妖術師の遺体のそばへと向かいます。
人間の姿をしていたけれど、実体は化物だった妖術師。
胴体だけになった身体は、白く煙をあげて蒸発しています。
残されたマントの下に、丸くて硬いものを見つけたローレシア王子は
マントを払い飛ばして、白く輝いている球体を手に取ります。
美しく輝く球体。これぞまさしく「光の玉」
白くまばゆい清浄な光に包まれて、身体に力が湧いてきます。
(カイン・ナナが死んでいても、ここで生き返りますヾ(*´∀`*)ノ)
よくやりました、わたしの愛しい人の子孫たち。この大灯台を失うことによって、ハーゴンの魔軍は世界の北半分の力を失うことになるでしょう。さあ、あとはわたしたちにまかせて、南の世界へ飛び立ってください。三人で力を合わせてハーゴンの居城ロンダルキアを落としてください。わたしはいつでもあなたがたを見守っています
上巻 ロトの末裔たち|エニックス出版局 編
球体から聞こえてくる優しい声。
塔から魔物たちがあわてて逃げ出していく羽音が聞こえてきます。
「やったわねヾ(*´∀`*)ノ」
「やったぜ!活躍したのはほとんどおれ1人だったけどな <(`▽´)>」(←ウソ)
嬉しそうに笑っているカインとナナ (*´▽`*)
王子は「光の玉」を手に、ミリアを連れて塔の屋上へと一歩一歩あがっていきます。
屋上では、青く猛々しい竜に変化した竜王のひまごが待っていました。
妖術師から取り戻した光の玉を渡すと、前足の爪で光の玉を挟み込み
「よくやったな!」と褒めてくれる竜王のひまご。
(ラスボス戦で負けると、竜王のひまごが1つの命を犠牲にして助けてくれるので)
「あなたのおかげです……」と答えるのが精いっぱいのローレシアの王子。
「おまえらを助けるのも、わしの重要な使命じゃ。
光の神とルビス様のお導きじゃよ。さあ、帰ろう!」
(いい竜だ…(:_;))
竜の背中に乗って、大空へと飛び立つ王子たち。
はるか南には頂上が雲に覆われたロンダルキア山脈が見えます。
山頂を包み隠す、灰色の雲を見つめながらローレシア王子は心の中で誓います。
待ってろ、ハーゴン!
必ずおまえのいるロンダルキアへ乗り込んでやるからな!
(上巻 END)
まだエピローグが残っていますが、王子たちの話はここでおしまい。
上巻については、またあとでうだうだ語ることにして大灯台のまとめを。
ゲームでも大嫌いなダンジョンだった「大灯台」
「ドラゴンフライ×5」は本当にトラウマモンスターでした…(;´∀`)
ゲームブックでトラウマモンスターに「ゴーゴンヘッド」が仲間入りしました。
「ボールと人間が逆だ!」は見るたびに胸が痛みます…(>_<)
カインが好きなので、「ローレシア王子×ミリア」はどうでもいいんですが…(;'∀')
大灯台では「ローレシア王子が最後まで生き残り、ヒロインのミリアを助け出す!」
上巻のラストにふさわしい、映画のような設定で良かったですね (*´▽`*)
助け出した後、2人のキスシーンで終わるところも素敵でした ♡(*´ω`*)
北半球の重要拠点「大灯台」を落とし、次は南の世界へ!
王子たちの新たな冒険の始まりです ( ̄▽ ̄)
下巻もお楽しみに~♪