ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!

不朽の名作「ゲームブック ドラゴンクエストⅡ」(エニックス版)                                        完成度の高い作品をゲームと比較しながら熱く語ります。 Twitter もあります→ https://twitter.com/john_dq2_book

霧の海は破壊神のテリトリーなのか!?

ルプガナから快速船「雷神丸」に乗り、ベラヌールを目指す王子たち。

 

危険を承知で、北回り航路でベラヌールを目指します。

リーナの父親が乗っていた船が座礁した浅瀬を過ぎると

徐々に周囲には霧が発生して、方向感覚が分からなくなります。

 

気がつけば、10メートル前も見えないような深い霧の中...。

船酔いしたわけでもなさそうなのに、カインがぐったりしています。

「何かわからないけど...全身が鉛みたいだ…、頭が重い...」

それだけ答えるのが精一杯な様子のカイン。

ナナはもっと状態がひどくて、すでに意識がありません。

 

ぼくや船長、他の船員たちはまったく何ともないのに…(。-_-。)

この霧は魔法使いに何か影響を与えているようです。

 

やがて、カインも意識を失いました。

カインもナナも命に別条はなさそうなので、船室で寝かせておきます。

 

1人ぼっちになってしまったローレシア王子

目を凝らしても魚も海鳥も見えず、さらに孤独感をあおられます。

昼か夜かもわからない、先がまったく見えない甲板で1人たたずんでいます。

 

ここで、ページをめくって数字を見る選択肢になります。

右端の数字を見ます(右端は「0」がありません)

 

「1」は、うみうし&しびれくらげとの戦闘

「2」は、霧の海を無事に脱出♪

 

f:id:john0910:20171113054832j:plain 「3」が出ました(結構、「3」が出る確率は高いです)

「3」は...

霧の海でたたずんでいると、景色が暗転します。

極彩色の絵の具を溶かしたような水面。寒い、とにかく寒い (>_<)

 

どこからか声が聞こえてきます。

ローレシアの王子ローレシアの王子よ」

「誰だ?ぼくを呼んでいるのは」答えるローレシア王子

 

「フハハハ!ばかめ、とうとう見つけたぞ!!」

とたんに、どす黒い渦ができ、渦から赤くて長い舌のようなものが出てきます。

舌はローレシア王子の身体に巻きつきます。がぁぁぁ!!

全身が焼けつくような激しい痛みが王子を襲います。

(ここで、なんとレベルが1つ下がってしまいます)

 

激しい痛みの中、王子は心の中で必死に祈ります

「ルビス様!助けてください!!」

 「うぎゃあああ!その名前は口にするな~」

 

 ルビス様に祈ると王子の身体にからみついていた舌は離れます。

闇は少しずつ薄れ、どこからか光がさしてきます。

 

そして光と闇の中、王子は奇妙な幻覚を目にします。

 

ローレシア城で、翼の模様が描かれた華奢な剣を

ドクロのついた禍々しい剣に持ち替える自分の姿

 

ローレシア王子は船から身を乗り出して海に落ちそうになっていたところを

オルム船長に助けられて、ハッとして自分を取り戻します。

 

おそらく、この霧はハーゴンが開いた邪悪な異世界とつながっているのだ。

そして、自分は地獄の破壊神から攻撃を受けていたのだ。

オルム船長、ぼくを連れ戻してくれてありがとう。

 

霧が不気味なことも、船が消えることも地獄とつながっているなら納得がいくな…

神妙な顔のオルム船長 (。-_-。)

 

やがて霧が晴れて、ベラヌールの大陸が見えてきます。

カインやナナも回復して、船室から出てきます (*´▽`*)

 

 

最初の選択で「1」を選び、うみうし&しびれくらげと戦闘した場合

勝つと戦闘後に再度ページをめくって数字選択があります。

そこで「3」を引くと、破壊神の攻撃を受けます。

(「1」「2」は霧が晴れていきます)

 

うみうし&しびれくらげに負けると、船室で寝かされていて

先に回復したカインとナナに起こされることになります。

 

 

 

初見でこのゲームブックを読んでいたころは

ゲームの「ドラゴンクエストⅡ」もクリアできていない状態...。

なので、霧の海でローレシア王子が見た幻覚

ローレシア城で剣を持ち替える」が何なのか

当時はまったくわかりませんでした。

 

わかったときは、とても感動しましたね

こんなネタまで盛り込んでくれるんだ~ヾ(*´∀`*)ノって。

 

 

レベルが下がるという大変な目に遭いましたが

無事に霧の海を抜けて「ベラヌール」に到着~(^^♪

 

ベラヌールではいったい何が起こるのでしょうか?

 

 

次回もお楽しみに~♪