ゲームブック「ドラゴンクエストⅡ」は『ローレシアの王子』が語り手。
「ぼくは…」という語り口で王子の視点から物語が進みます。
王子様ですから、外に出る態度は礼儀正しくてしっかりしています (^_-)-☆
でも、心の中でぶつくさ言っているのが可愛くてね~(注: おばちゃん目線 (;´∀`))
そんな可愛らしい王子の心の声をまとめたいと思います (*‘ω‘ *)
しまらない口と大きな目を見ると、どうにもばかにされているような気がして、いらだたしい。
おまえなんか、ミンチにしてやるっ! そう思った次の瞬間、背中になっなっなっ、何か冷たくてぬとぬとしたものが、ひっひっひっ、ひっついたあ!
記念すべきローレシアの王子の初戦闘は「スライム&大なめくじ」
城から抜け出すため、闇夜に裏口から外へ出たところでスライムに遭遇します。
ばかみたいな微笑みだな~と思いながらスライムのつぶらな瞳を見つめる王子。
ポヨンポヨン跳ねるスライムに「ばかぴょん」と言われてしまいます ( *´艸`)
ばかはお前だ!このやろう!ミンチにしてやるっ!と意気込んでいますが
不意うちで、大なめくじに張り付かれてもうオロオロしちゃってます (;´∀`)
将来はロトの戦士として「破壊神を破壊した男」になるローレシアの王子ですが
初戦闘の時は大なめくじにビビるヘタレさんです ( *´艸`)
・【魔法を売る店】 とは、名ばかりだ。ありきたりの薬草の類と、キメラの翼しか置いてないじゃないか。
・ゆっくり眠った次の日の朝、下の食堂でスープをすすっていると、むさくるしい熊のようなひげを生やした店の主人がぼくのところへやって来た。朝から一体なんなんだ。
・さすがに城下町だけあって、リリザの町の教会とは比べものにならないくらいの荘厳なつくりの建物だ。もちろんローレシアの大聖堂ほどではないが。
・それならローレシアの大司教も負けてはいない……のだがサマルトリアの王女の手前、黙っていることにした。
ローレシアの王子がサマルトリア城をディスっています ( *´艸`)
サマルトリアよりローレシアの方が良い城だという気持ちが見え隠れしていますね。
・まったく、変わり身が早いんだから。
・口だけはいっちょまえなんだからな。
・かわいいところはあるんだけど、自分本位でどんどん行動してしまうから疲れてしまう。
・こういう素直なときはかわいいんだが、逆に何かを企んでいるようで不気味でもある
・やはり血は争えない、さすがにカインの妹だ。
サマルトリアでは王女・ティア姫にも心の中で毒を吐いています ( *´艸`)
口ではティアに敵わないから言いなりだけど、心の中でぼやいているのが可愛い (*´ω`*)
お兄ちゃんのカインに対してはこんなこと言ってます ( *´艸`)
・魔術を使うと聞いたので、剣技はたいしたことはないだろうと思っていたのだが、こりゃそんなことはなさそうだ。
(勇者の泉でキングコブラの猛毒を受け、瀕死の状態で助けてもらったときに)
・口は悪いが、頼りになるやつだ。
(魔術師&おおねずみに負け、カインにムーンペタの教会まで運んでもらったときに)
・ああ、役に立たない
(砂漠でマンイーターにマホトーンを唱え、反撃の甘い息で眠ってしまったカインに)
・まったく、あいつは何をしでかすかわからないんだから
(ラダトーム城で入城拒否されたときに憤然とした足取りで戻っていくカインに)
・まったく、こういう時のカインは実に頼もしく見える。
(正装してラダトームに入城したとき、てきぱき重臣に指示を出すカインに)
ちゃんと褒めているのはムーンペタの教会まで運んでもらった1回だけ (;´∀`)
頼りにしているけど「剣技はたいしたことないと思ってた」とか「役に立たない」とか
「あいつは何しでかすかわからない」とか…ちょいちょいディスってますね ( *´艸`)
ナナに対してはもっとひどいかも (;´∀`)
・それにしても、ナナは怒らすと恐い!
(風の塔で兜ムカデに襲われたとき、ナナのバギで窮地を救ってもらって)
・へえー、こいつら結構貯め込んでるな。でもナナの財布の紐はかたいからなあ......。
(風の塔でおばけねずみを倒し、ナナがお金を見て喜んでいるときに)
・文句がないことはなかったが、ここで言ったらバギでもくらいそうだ。
(ルプガナでパフパフしに行こうとして、ナナに財布を取り上げられたとき)
・何となく、とげのある言い方だな。
(グレムリンに襲われたミリアの治療を頼んだら「わかったわよ」と返されて)
・どうにもご機嫌ななめは直っていないらしい。いったいぼくが何をしたっていうんだ!?
(「異次元の断層があるのか」とナナに聞いたら「知らないわよ!」と言われて ( *´艸`))
ナナに対しては褒めてません!(;´∀`)
「怒ると恐くて、ヒステリックでお金にうるさい」とぼやいてばかりです (;´∀`)
カイン&ナナ、仲間2人に対して
・やれやれ、先が思いやられそうだ。
(犬から復活したナナに自分はひっぱたかれ、カインは「馴れ馴れしい」と睨まれて (;´∀`))
・後ろで騒いでいる2人、少しは手伝ったらどうなんだ。
(風の塔で重そうな扉を押す王子。「もう少しよ」「手伝ってやれよ」と言うだけの2人に (;´∀`))
・大体、こういう細かい作業に向いている器用な人間は、このメンバーの中にはいないんだよな。
(ロンダルキアの洞窟で。見つけた宝箱をこじ開けようとして罠が作動し落とし穴へ (;´∀`))
心の中であれこれ言うのは上巻がほとんどでした。
下巻になると王子も慣れて気にしなくなっていたり、本人に直接言っていましたね。
読み返してみると確かにカインやナナ、ティアに対してぼやいてはいるけれど
「しょうがねえなあ~ (*´▽`*)」って楽しんでいる感じなんですよね (*´ω`*)
「みんなのことが大好きで、大切に想っているし信頼している (*‘ω‘ *)」
そんな王子の想いが見えてほっこりしました~ (*´ω`*)
このゲームブックは三人称ではなく、ローレシアの王子の語りになっていることで
さらに面白さがUPしていますよね (^_-)-☆