ハーゴン城に入ったカインは、サマルトリア城にいる幻覚を見ます。
満ち足りた気持ちの中「あとは、ナナがいてくれたら...」と願うカイン。
願いのとおり、ナナがあらわれて「もう、離れたくない」と言われました (*´▽`*)
離れたくないのはこっちも同じ!ということでラブラブ編へ突入~ ( *´艸`)♡
ハーゴンとの戦いから数年後。
カインとナナは白馬に乗ってデート中 (*´ω`*)
「カイーン!こっちよ~♡」
草原の向こうから馬に乗ったナナがカインを呼んでいます。
カインは手綱を操って、ナナの元へ馬を走らせます。
柔らかな陽ざしのもと、爽やかな風が吹いて野の花が揺れています (*´ω`*)
「うふふ (*´艸`*)♡」笑いながら湖の方へ馬を走らせて逃げて行くナナ。
「ちょ、待てよ (*^.^*)♡」カインも笑いながらナナを追いかけます。
湖の波打ち際を水しぶきをあげて走る2頭の馬。
カインは追いつきそうなところまで近づくと、鞍の上に立ち上がり
ナナの馬めがけて大ジャーンプ! ナナに抱きつきます。
「キャッ!カインったら、もうっ♡」
2人で一緒に馬から落ち、柔らかい砂浜の上を転がります。
寄せては返す湖の冷たい水が
2人の身体を濡らしていきます…
乗り手を失った2頭の馬はそのまま走り去り、静寂が訪れます。
今ここにあるのは、さらさらと打ち寄せる波の音と
自分の腕の中にいるナナのぬくもりだけ…(*´ω`*)
抱き締めた腕をゆるめ、ナナの瞳を見つめるカイン…
Σ(・ω・ノ)ノ!
カインの腕の中にいたのは、ナナではありませんでした (゚Д゚;)
流れるような透き通った金髪、髪の間から見える尖った耳。
碧い瞳は責めるでもなくあわれむでもなく、真っすぐにカインを見つめていました。
「目を覚ましなさい、カイン。
あなたの使命はいったい何なのですか」
「ルビス様……」
ルビス様はカインの手をほどくと、ゆっくりと立ち上がり歩いていきます。
慌ててあとを追うカイン。
湖の湖面が光を乱反射して、まぶしくて前がよく見えません…。
すべてが白く輝く景色の中、気がつけば1人…。
ナナも…ルビス様も…
もうカインの前には、誰もいないのでした…...(>_<)
(ここでナナの悲鳴を聞いて覚醒します)
初見は小学生だったので、ニヤニヤしながら読んだだけでしたが (;´∀`)
ある程度、成長してから読み直すとドキドキしますよね (*´ω`*)
抱き締めた腕をゆるめて、ナナを見つめたカインはそれから…♡ なんて
想像しては「キャー (≧∇≦)」って♡(イタイおばさんです…すみません…)
私も思春期の頃は(今も?)
「放課後、好きな人と教室で2人きりになって。そしたら彼が…♡」みたいな
イタイ妄想をしてきましたが、それを人に知られるのって恥ずかしいですよね (*_*;
思春期にありがちな「ムフフ (*´ω`*) な妄想」を、
よりにもよって『ルビス様』に見られてしまったカイン…(;´∀`)
私がカインなら、恥ずかしくてルビス様の顔はもう見れないかも..(*ノωノ)
さて、それぞれが胸に秘めた願望が幻覚としてあらわれるハーゴン城。
「かつてのムーンブルク城で、父上と母上に会いたい!」
ナナがひそかに想い続けた、決して叶うことのない切ない願い (;_:)
「ずっと好きだった、ナナへの恋心を成就させたい!」
10代後半の年頃の男の子によくある、カインの願望 (*´ω`*)
さあ、大トリのローレシア王子はどんな願望を持っているのでしょう?
(賢明な読者様はもうお気づきだとは思いますが、ネタ振りです ( *´艸`))
次回もお楽しみに~♪