ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!

不朽の名作「ゲームブック ドラゴンクエストⅡ」(エニックス版)                                        完成度の高い作品をゲームと比較しながら熱く語ります。 Twitter もあります→ https://twitter.com/john_dq2_book

カットされたモンスターたち ~PART 3~

「あわれなモンスター特集」第3弾です。

今回もゲームブックに登場しなかったモンスター】をご紹介します。

ゲームブックに出てこなかったモンスターは今回でラストです。

 


まずはこちら

f:id:john0910:20181029053833j:plain  グール


ロンダルキアの洞窟で出てくるイメージが強かったので、今回に組み込みましたが

ゲームでの初登場は「満月の塔」でしたね (;´∀`)

(前回のラストに紹介するのが筋ですが、小さいことは気にするな~ (;´∀`))


動く死体は、ムーンブルクで「リビングデッド」が出た以外は

「腐った死体」がすべてまかなっていたので、登場しませんでした (´;ω;`)

 


ゲームプレイ中は「ギラ」ばかり唱える派手な腐った死体と小馬鹿にしていました

通常攻撃めっちゃ強いですね! 一撃でHP30とか削られてビビりました (>_<;)

実はキラーマシンに匹敵するほどの、ものすごい攻撃力を持ってるんですよね。


死体を改造して、おそらくキラーマシン並みの攻撃力の高い殺人鬼を作るつもりが

どこをどう間違えたのか、完成したのはただ「ギラ」を多用する失敗作 (´;ω;`)

 

この点にカインたちが何か言及してくれたら面白かっただろうな~と思います。

旅の流れとしては、ちょうどアルファズルも同行しているあたりなので

海底洞窟で魔法の実験をしている中で、グールも改造されていたという設定で

死体にだって意志はあるんだ!みたいな話になれば面白くなるよな~。

 

ということで、 前回褒められたので調子に乗って またまた私の妄想... (;´∀`)


べビルに案内されて海底洞窟を進んでいくと、少し開けた場所に出た。

「気ヲツケテ!ココニ人体実験ニ使ワレタ死体ガイルヨ!」

べビルの声にあたりを見まわすと、暗がりに青い人影がうごめいているのが見えた。

(べビルを助けていなかったら、不意打ちでギラされてダメージを受ける展開で)

 

♦ グール 2体 HP140 攻撃力45 守備力20

敵の攻撃で0、1、2が出るとグールは「ギラ」を唱えてくる。

守備力に関係なくHPを6減らすこと。

 

敵の攻撃で「3」(痛恨の一撃)が出なければ、ほぼ負けない状況。

負けても、サイラスたちが助けてくれてHP1になるけど誰も死なないってことで。

 

戦闘後

「あいつら、見るからに強そうな屈強な身体つきだったよな。

なのに、なんで攻撃してこないで『ギラ』ばっかり唱えてきたんだ?」

 

「彼らはおそらく有能な戦士たちだったのだろう。ハーゴンは屈強な戦士を集め

改造して凶悪な殺人鬼をつくろうとしていたに違いない。だが、ハーゴンは大きな

見落としをしていた。技術面にこだわるあまり、精神面をおろそかにしすぎたのだ。

彼らは誇り高き戦士。理由なく襲ったりむやみな殺生はしない。彼らが攻撃をせずに

ギラばかり唱えてきたのは、死しても戦士の誇りを守るささやかな抵抗だろう」

 

「あったりめーよ! 戦士としての誇りは、たとえ死んでも絶対に失うことはねえよ!」

 

アルファズルの言葉を聞いて、ガルダーは地面につばをはき足を踏みならした。

誉れ高き戦士を凶悪な殺人鬼に改造しようとするなんて......。

許せない、ハーゴン! 絶対に倒してやる!

同じ戦士の1人として、ぼくは決意を新たにした。

 

ちょっと熱く語ってみた (;´∀`)

こんな展開があれば良かったのにな~と思います。

発展性はあったけど機会に恵まれなかったあわれなグール、残念でした (´;ω;`)

 

 


続いてはこちら

f:id:john0910:20171220062223j:plain  スカルナイト


海底洞窟で登場するはずが出てきませんでした (´;ω;`)


ゲームブックの海底洞窟では代わりに「ハーゴンの騎士」が出てましたね。

(邪神の礼拝堂で悪魔神官が召喚していました)


ロンダルキアの洞窟がコミックになって戦闘が減ったので、交代もやむなしですね。

 

「スカルナイト」と「ハーゴンの騎士」のどちらかがカットされるとすれば

カットされるのは......。そりゃスカルナイトだよねぇ~ (;´∀`)

 


スカルナイトはゲームでもダンサー(パペットマンウドラー・悪魔の目玉)や

キラータイガーの影に隠れて存在感なかったですよね。怖い印象はないな~。

出てきても、 アホ タホドラキー並みに「ルカナン」ばっかりしてたイメージ (;´∀`)

キラータイガーと一緒に出てきたら嫌だな~っていう印象しかない… (;´∀`)

 

ルカナンしかすることないような敵には出番もない。

まぁ、しょうがないね。

ハーゴンの騎士に取って代わられた哀れなスカルナイト、残念でした (´;ω;`)

 

※ 訂正します!

スカルナイト、海底洞窟で出ていました (;´∀`)

悪魔神官がハーゴンの騎士とスカルナイトを大量にわらわら召喚して

ほとんどをガルダー・サイラス・アルファズルに倒してもらっていました。

カットされたモンスターは画像が保存されてないはずなのにスカルナイトの

画像は出てきたので、いつ保存したのか調べて判明しました (;´∀`)

まさかの自分のブログを読み返して気づくというマヌケぶり… (;´∀`)>

 

恥さらしついでに、そのリンクを貼ってやるぅ!

復活を!おおっ、復活を! - ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!

やっちゃいました (;´∀`) 

出てるのにカット扱いになってるモンスター、他にもいるかも...(@_@;)

 

 


続いてはこちら

f:id:john0910:20181029054859j:plain  ダークアイ



ロンダルキアの洞窟で登場するはずが出てきませんでした (´;ω;`)

コミックで絵にして出すほどの敵じゃない(まず、大きさがよくわかんない (;´∀`))

満月の塔で「悪魔の目玉」が踊ったあとだし、色味も地味だし華がない。

まぁ、しょうがないね (;´∀`)

 

ライバル対決で「悪魔の目玉」に負けた「ダークアイ」、残念でした (´;ω;`)




続いてはこちら

f:id:john0910:20181029054839j:plain  バーサーカー


ダークアイと同じく、ロンダルキアの洞窟で登場するはずが出ませんでした (´;ω;`)

 

人間なのに暴れたり殺戮を好んだりという凶悪なハンターは出てこないですね。

 

ゲームのモンスターとしては面白いキャラクターだけど、小説やゲームブックになると

なぜ、狂人になったのか? みたいな背景が難しいので出しづらいですよね…。

 

死んだあとに、本人の意思とは関係なく操られるアンデッド系モンスターと違い

なぜ人が人を襲うのか?となると長い話になっちゃいますからね (´;ω;`)

 

ゲーム内でも、ロンダルキアの洞窟では凶悪モンスターが多すぎて (´;ω;`)

しかも、バーサーカーはドラゴンと同じフロアで登場するから、遭遇しても

「ドラゴンじゃなくて良かった~ (*´ω`*)」と言われちゃう可哀想な存在。

 

素早いし攻撃力も高い凶悪モンスターなのに、ゲームでもゲームブックでも

なんだか残念なバーサーカー。不運なキャラで哀れですね (´;ω;`)

 

 

※ 再び訂正します!

バーサーカーゲームブックに登場していました!

 

コメントで教えていただいたんですが、サマルトリア攻防戦でカインがリオスたちと

「古のローラの門」を通って、ローラの門を敗走する悪魔神官デヌスに先回りしたとき

 

「この場で迎え撃つ」「町へ行って賢者を呼んでくる」の選択があります。

 

ここで「賢者を呼んでくる」を選択すると

 

 町はすでにハーゴン軍に占領され、戒厳令がしかれていた。南方の蛮族のバーサーカーが、町の中を歩き回り、市民の姿はほとんど見えなかった。

「賢者アルファズルとの接触は、あっしに任せてください」

リオスが言った。こんなときには、心強い男だ。おれたちはリオスを残して、海底トンネルの出口で待ち伏せすることにした。

 

 エニックスオリジナル版 ゲームブックドラゴンクエスト

 下巻 激闘!ハーゴンの神殿|エニックス出版局 編

 

確かに書かれていました (;´∀`)

 

私はなぜかこの場面を

「町に行こうとしたら、リオスが『あっしに任せて』と1人で町に走って行った」

記憶を書き換えていました (;´∀`)

 

私に記憶を書き換えられて、カットされたと思われたまま3年以上も放置されて

それだけでも、今までで1番と言っていいくらい「あわれ」ですね (;´∀`)

ごめんよ、バーサーカー m(_ _)m

 

教えてくださった「ねこみみ」さん、ありがとうございますヾ(*´∀`*)ノ

 

 

最後のカットされたモンスターはこちら

f:id:john0910:20181029061802j:plain サイクロプス

 

ロンダルキア高原で登場するはずが、出てきませんでした (´;ω;`)

 

この方はねぇ、もうしょうがないですよね (;´∀`)

 

ゲームブックに限らず、ゲームでも残念な立ち位置のモンスター (;´∀`)

サイクロプスシルバーデビルは、ゲーム内での扱いが本当に可哀想 (´;ω;`)

なぜ、同じ大陸に上位モンスターと下位モンスターが共存するのかという… (´;ω;`)

 

しかも、上位がロンダルキア高原の広範囲に生息しているから

サイクロプスシルバーデビルは、狭~い範囲で細々と活動していますよね (;´∀`)

 

メイン通りにいるギガンテスと比べると、武器は持たせてもらえずに素手だし

素手だから痛恨の一撃も出せないし、身体に巻いた布もみすぼらしいし (;´∀`)

 

しかも、同じ境遇で傷をなめ合える存在のはずだったシルバーデビル

ゲームブックでは、ムーンブルクの兵士に取り憑いてローレシア城に潜入し

王子をかばったローレシア王に大ダメージを負わせる快挙を成し遂げます (`▽´)ノ

 

ますます可哀想なサイクロプス..… (´;ω;`)

涙なしでは語れない「カットされたモンスター」の大トリにふさわしい存在です!

 

 

 

以上、カットされたモンスターたちでした~。

 

「あわれなモンスター特集」もこれで終わりか~と思いましたか?

いえいえ、実はここからが本番です!

 

「カットされたモンスター」なんて前菜みたいなもんですね ( *´艸`)

まだまだ、あわれなモンスターはたくさんいるんですよ ( *´艸`)

 

次回から「もっとあわれなモンスターたち」をご紹介します (^_-)-☆

次回もお楽しみに~ヾ(*´∀`*)ノ