『サマルトリアの王子・カイン』が最高にかっこいいんですよね (*´ω`*)
前回は、ロンダルキアのほこらを抜けてハーゴン城に到着するまででした。
今回はハーゴン城でカインが見せられた、せつなくて悲しい幻覚 (´;ω;`)
カインが再び主役になる【特別編】です。
「ハーゴンは、討ち取られたのですか? 父上」
ローレシアの王子とナナの3人で、ハーゴン城に向かっていたはずなのに
気がつけば、サマルトリア城の謁見室に1人で立っているカイン殿下。
父王から「カインよ。こたびのハーゴン征伐、ごくろうだった」と声をかけられ
不思議な思いで父親に尋ねます。
普段とは全然違うカインの敬語ってやっぱり良いですよね~ (*´ω`*)
こんなに心がなごんだのは、生まれて初めてのような気がする。
懐かしいみんなの笑顔、しあわせそうな声に心が満たされるカイン (*´ω`*)
嬉しそうに笑うティア姫や、ティメラウス卿・モルディウス卿も登場しますが
サマルトリア王とグランログザー師匠が肩を並べて仲良く笑う姿が印象的です。
「尊敬するお父さんと師匠が不仲」というのはつらいですもんね (´;ω;`)
カインも、対立する父親と師匠に人知れず心を痛めていたんでしょう。
一緒に笑う2人の姿に「こんなに心がなごんだのは生まれて初めて」と言うカイン。
この言葉にそれまでの心痛があらわれている気がして切なくなります (´;ω;`)
あとは、ここにナナがいれば……。
しあわせで満ち足りた気持ちのカインが最後に望むのは (*´ω`*)
初めて読んだ小学生の頃、恋に恋する可憐な乙女(←自称)だった私は
この1行を見て「きゃーっ (≧▽≦) ♡」と叫びました (*´ω`*)
30年近く経った今、当時のような可愛い黄色い声は出せないけれど
だいぶ低くなった声でやっぱり「きゃーっ (≧▽≦) ♡」と言っちゃいます (;´∀`)
何回読んでも破壊力満点の言葉ですね (*´ω`*)
彼女が香水をつけているなんて知らなかった。一年もの間、いっしょに旅してきたというのに……。
どこからともなくあらわれたナナに抱きつかれるカイン。
ナナの柔らかな身体と、鼻孔をくすぐる香水の香りにノックアウト寸前 ( *´艸`)
ずっと一緒にいたのに初めて知った新たな発見に胸がいっぱいになるカイン (*´ω`*)
余談ですが、上手な香水のつけ方は『肌が触れるくらい近づくと香る』なんだとか。
プンプン匂わせるのは間違い、近づいたときに香ることで強い印象を残すらしいです。
「ずっと一緒に旅をしていても気づかない、抱きしめたときに初めて気づく」
ナナの香水の使い方はベストですね (^_-)-☆ ナナさん、実は魔性の女なのかも ( *´艸`)
「やめろ、その先は言うな」
ナナに涙目の上目遣いで「もう離れたくないの……」と見つめられたカイン。
出来すぎの展開に「これはまぼろしだ」と気づいたカインはナナを突き飛ばし
「あたし、こんなにあなたのことを……」と告白しようとするナナを制します (T_T)
自分の願望が具現化しているだけだから、告白されても意味はない (´;ω;`)
とは言え、好きな相手を突き飛ばして泣かせるカインの心中を想うと苦しい (T_T)
「みんなうそだ! まやかしだ! こんなことがあるわけない」
突き飛ばされても「あなたにもらった貝殻、まだあたし大事に持ってるのよ」と
涙ながらにカインへの想いは真剣だから信じて欲しいと訴えるナナ。
貝殻を差し出してきたナナの手を振り払うカイン (´;ω;`) (´;ω;`) (´;ω;`)
悲しすぎて何も言えないです... (T_T) (T_T) (T_T)
後に残ったのは、悲しみと怒りの激しい感情だった。
くだけた貝殻も、泣き続けるナナの姿も薄れて消え去った後のカイン (T_T)
幻のナナを拒絶するルートは読んでいて胸が痛いですね (´;ω;`)
「おい、待てよ」
馬に乗って湖畔でデート中のカイン&ナナ (*´ω`*)
白馬に乗って走っていくナナを、馬の首をめぐらせて追いかけるカイン (*´ω`*)
某イケメン俳優さんの名セリフに「ちょっ、待てよ」がありますが ( *´艸`)
俳優さんよりも前にイケメン王子のカインさんが使っていましたね ( *´艸`)
「ルビス様……」
浜辺でナナと抱き締め合って2人きり (*´ω`*)
腕を緩めナナの顔を見つめたら、そこにいたのはナナではありませんでした…(@_@;)
ラブラブな幻覚に夢中になっちゃって、まったく目覚める気配のないカイン (;´∀`)
しょうがないから、ルビス様が起こしに行きますよ ( *´艸`)
ナナもルビス様も、もうおれの前にはいないのだった。
急いで立ちあがり、ルビス様のあとを追いかけるカインですが、光が乱反射して
眩しくて何も見えず、気がつくと真っ白な空間に1人でたたずんでいました (´;ω;`)
ナナを拒絶するルートが悲しすぎるので、いつもラブラブルートを選択していますが
愛するナナとの幸せなひとときがすべて幻で、最後は誰もいなくなった真っ白な空間に
1人ぼっちで立ち尽くすカインがなんとも切なくて切なくて... (´;ω;`)
それまでが幸せだった分、こちらのルートも悲しいですね (´;ω;`)
普段は決して表に見せることのない、カインの本心が見える「ハーゴン城の幻覚」
ひそかにナナを想い続けていたことがわかって「きゃーっ (≧▽≦) ♡」となる反面
どうせ夢だからと拒絶してナナを泣かせたり、1番いいところで起こされちゃったり
終わり方が切なくて、こんな夢を見せられたカインがかわいそうになります (´;ω;`)
幻覚の中でママの子守歌を聞いて寝るだけのローレシアの王子とは大違いです (;´∀`)
この悔しさを怒りに変えて、カイン殿下は再び戦います!
次回もお楽しみに~ヾ(*´∀`*)ノ