ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!

不朽の名作「ゲームブック ドラゴンクエストⅡ」(エニックス版)                                        完成度の高い作品をゲームと比較しながら熱く語ります。 Twitter もあります→ https://twitter.com/john_dq2_book

ハーゴンの反撃宣言!(初見ではすごく怖かった上巻エピローグ)

ローレシア王子たちが立ち去った後の大灯台

魔物たちはすべて逃げ出し、妖術師の遺体は溶けてなくなってしまった今

残されていたのは「魔導士ウラニウス」の遺体だけ…。

 

やがて、遺体から『影』が抜け出し、壁をすり抜けて外へと出て行きます。

『影』が向かうのは、人の足では決して登ることのできないロンダルキア山脈。

難攻不落の険しい山脈を登りきり、高くそびえる城にたどり着いた『影』

最上階の天守閣では破壊神シドーに祈りを捧げるハーゴンがいました。

 

『影』に気づいたハーゴン

「魔導士ウラニウスか。

 まさか、大灯台が落ちたのではあるまいな?」

『影』は申し訳なさそうにささやきます…「御意」

 

次の瞬間、怒りの表情を浮かべたハーゴンは『影』を握りつぶします((゚Д゚;))

キュウ…と音を立てて消え去る『影』

 

ハーゴンは、そばに控えていた悪魔神官を呼び寄せます。

「ロトの子孫が大灯台を落としたらしいぞ、フッ面白いε- (´ー`*)

 おまえが、ロトの子孫たちを丁重にもてなしてやれ」と言ってニヤリ ( ̄ー ̄)

「私の部下は手荒なので、途中で殺しちゃうかもしれませんがよろしいですか?」

「そうなったらそうなったで、仕方のないことよ。ハッハッハッハ」

笑いあうハーゴンと悪魔神官。

 

「来るなら来い、ロトの子孫たちよ。

 私はお前たちを待っておるぞ!」

 

声高らかに話すハーゴン

その声をブリザードがかき消していきました…。

 

(下巻へ続く)

 

 

初めて読んだとき、このシーンは怖かったです (:_;)

もちろん、魔導士ウラニウスの『影』がハーゴンに握りつぶされて

「キュウ」と音を立てて消えてしまうのも怖かった (;゚Д゚) けど

ゾクっと鳥肌が立ったのは、やっぱり最後の一文。

 

リザードがかき消していきました…

 

リザードかき消していきました

 

「ブリザード

 

ここで声をかき消していった「ブリザード」は本来の言葉どおり

「冬に吹き荒れる雪をともなった強風」のことですが

 

「ブリザードと聞くと、どうしても「あの姿」が浮かんできます。

水色でバンザイしてて、ちょっと笑っているあいつ

f:id:john0910:20171222045644j:plain 笑いながら即死させてくる質の悪い奴…

 

下巻になるとコイツが出てくるんだな~と思うと読むのが嫌になりました (;´∀`)

みなさんもキライですよね~、私もホントに嫌いです ( `ー´)ノ

 

コイツだけに限らず、凶悪モンスターがわんさか登場する後半戦。

熾烈な戦いが予想されますが、がんばって読み進めましょう♪

 

 

下巻もお楽しみに~♪