竜王の城を訪れた王子たち。
城の入口でドラゴンフライとバシリスクに襲われたところで「謎の男」に出会います。
絵で見た竜王(ドラゴンクエストⅠの竜王)にそっくりないでたち。
まさかの竜王の出現に、カインとナナは身構えます。
「なーんてな。冗談冗談。わしは[竜王のひまご]じゃ。カッカッカ <(`▽´)>」
高らかに笑う竜王のひまご。カインは男に詰め寄り、肩にひじを乗せて言います。
(ここのやりとりは面白いので、そのまま引用しますね (^_-)-☆)
「おっさんよ、冗談で人間、死ぬことだってあるんだぜ」
「ま、まあ、下に行って、茶でも飲みながら話し合わんか、な。何も、わしはお前たちを襲おうっちゅうんじゃ、ないんじゃよ。人間も竜もお互い知的生物同士、仲良くやろう」
「あやしいな」
「人をいじめるくせ、止めなさいよ。本当に性格悪いんだから。ごめんなさいね。あなたがいい竜だとは知らなかったの」
「待てよ、そうと決まったわけじゃないだろ」
「あんたより、よっぽど人相いいわよ」
ぼくは二人を放っておいて、竜王のひまごの背中を押した。
「さあ、あなたの宮殿へ案内してください。色々聞きたいことがあります」
「そうじゃろ、そうじゃろ、フッフッフッフッ」
「おい待てよ」
「待ってー、置いてかないでよう。もう」
上巻 ロトの末裔たち|エニックス出版局 編
カインとナナは相変わらずですが (;´∀`)、ここにきてローレシア王子が面白いです。
「カインもナナも好きだよ♡ だから二人にはケンカして欲しくない!」と言ったのに
ツンデレの極み♡ そして、相変わらずのローレシア王子(;´∀`) - ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!
告白後も、ケンカを止める気配のない2人に愛想を尽かしたんでしょうか?
前回は「漫才しているなら置いていく!」と言うし、今回は完全無視です ( *´艸`)
案内された宮殿は地下7階。地底湖があり爽やかな空気に満ちています。
「数年前のある日、ハーゴンと名乗る大神官が宮殿を訪ねてきた。わしはもちろん彼を
歓待して城の中を自由に使わせた。あの男は、ことさら書斎に興味を示しておった。
そして、たくさんの本を紐解いて、世の中には大地の精霊ルビスや唯一なる神よりも
強力な邪神が存在することを知ったのじゃ。いや、正確にはあの男がそう思い込んだ
だけで、唯一なる神より強い存在はいない。わしのひいじいさんも、同じ勘違いを
しておった…」
「そして、ハーゴンは邪神の中でも最強だと思い込んだ「破壊神シドー」と
コンタクトを取るために結界をはって邪神を召喚したのじゃ」
ちょっと中途半端ですが…長くなるので次回に続けます。
破壊神シドーとの接触で、ハーゴンはどうなったのでしょうか?
次回もお楽しみに~♪