ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!

不朽の名作「ゲームブック ドラゴンクエストⅡ」(エニックス版)                                        完成度の高い作品をゲームと比較しながら熱く語ります。 Twitter もあります→ https://twitter.com/john_dq2_book

われはサマルトリアの皇太子カインなり!

うすぎたないガキは帰れ!とラダトーム城への入城を拒否された2時間後。

身体を清めて正装した3人は再び城門の前までやってきました。

カインが先に立って悠然と歩いていきます。

 

「開門!われはサマルトリアの皇太子カインなり」

 

さきほど、「ロトの子孫とでも言うつもりか?」とカインを鼻で笑っていた門番たち。

目を丸くしてカインを上から下まで眺めます。

サマルトリアの緑の騎士団の正装、腰にはレイピア、頭上には王子の爵位をあらわす冠

間違いなく、本物の王子様です( ̄▽ ̄)

 

門番は慌てて門を開けると、中に向かって大きな声で叫びます

サマルトリア皇太子殿下御一行がお着きになりました!」

 

門が開き、威風堂々と進んでいくカイン。

ぼくと、笑いを必死にこらえているナナもあとへ続きます (*´▽`*)

 

王宮からはあたふたと重臣たちが迎えに駆けつけてきます。

「これはこれは。遠いところようこそ、お疲れになったでしょう」

 

「歓迎、いたみいる。こちらに見えられる方々は

 ローレシアの皇太子殿とムーンブルクのナナ姫だ。

 くれぐれもそそうのないようにな!」

 

サマルトリアの王子だけでなく、ローレシアの王子ムーンブルクの王女まで!!

あんぐりと口を開けたまま固まってしまう重臣 ( *´艸`)

ハッと我に返ると「失礼いたしました。すぐにお部屋と宴の準備をいたします」

 

「うむ。頼むな」

カインはうやうやしくかしこまっている召し使い達に鎧や荷物を渡して、悠然と

宮廷の奥へ進んでいきます。こういう時のカインは実に頼もしい ( *´艸`)

 

3人はすぐに歓迎の宴へと招かれます。

金髪で屈強ないかつい男と、少女が出迎えてくれます。ルプガナ船団長と娘のミリアです。

一地方都市を治める船長も歓迎の宴に招かれていたそうです。

王子・王女様だと知らずにぞんざいな扱いをしたこと、こちらも身分を隠していたこと

すべてを水に流して飲みましょうぜ!ってことで宴会の始まりです (*^▽^*)

 

次から次へと出てくる海産物、純正の醸造酒、美しい女性たちが剣の舞を踊る…

歴史が古いので文化も豊穣で素晴らしい。ついつい浮かれるローレシア王子 (*´▽`*)

 

ミリアは、ぼくとカインの間にちょこんと座ってお酌してくれます(あざとい~(>_<))

「たまにはこういうのもいいよな♪」ご機嫌なカイン。うなずきながら酒を飲み干す王子。

「いいわけないでしょ!」ぷんっとむくれて席を立ってしまうナナ。

ローレシア王子は1人で宴会場を出て行ってしまったナナの様子が気になりますが

カインが「ほっとけよ」と言うのでほっとくことにします(王子はホントにもう…)

 

浮かれて飲み続ける王子とカインのもとに、ゴーラムと名乗る商人が近づいてきて

「財宝の入った船を沈めてしまったんです。助けてください」と言ってきます。

眉毛が太くて、ずんぐりとした男…どこかで見たことあるような?

カインは「このおっさんはうさんくさい」と警告しますが

「王子様として、騎士として、困っている人を見捨てたりしませんよね~」と言われ

なんだか断りづらい雰囲気です。面倒なことになりました(。-_-。)

 

面倒な頼みごとをきいてしまった王子、1人で出て行ってしまったナナ。

なんだか不穏な空気が漂ってきました…。

 

見事に門番をギャフンと言わせることには成功しましたが、何だかトラブルの予感…。

これから3人はどうなるのでしょうか?

 

 

次回もお楽しみに~♪