ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!

不朽の名作「ゲームブック ドラゴンクエストⅡ」(エニックス版)                                        完成度の高い作品をゲームと比較しながら熱く語ります。 Twitter もあります→ https://twitter.com/john_dq2_book

実はいいとこあるカイン(笑)

 

ラダトームの城下町を探索して、いよいよラダトーム城に向かう3人。

勇者アレフがローラ姫と共に旅だった城。気合を入れて入城です!

 

城の前には門番が2人。

門番は3人を見ると持っていた槍をクロスさせて行く手を阻みます。

「門を開けてくれよ」

「とっとと帰れ帰れ!俺たちは お前たちみたいなうすぎたないガキ

 付き合ってやるほど暇じゃないんだよ!」

「なんだと!?おい、おまえら。 おれらの正体を知ったら後悔するぞ!」

「でたでた!ロト祭が近づくと必ず現れるんだよな~。『自分たちはロトの子孫だ!』

 なんて言い出すようなガキがよ!」

 

鼻で笑う門番2人<(`^´)>

腰につけたレイピアに手を伸ばし、怒りに震えるカイン。

ナナはカインを止めながらラリホーで眠らせて通ればいいのよ」と提案。

「バカな。ナナ、君には王族としての誇りはないのか!?」

いくら無礼な扱いをされて入城を拒否されたとしても、ぼくたちは王族だぞ。

門番を眠らせて勝手に城に侵入しようだなんて!

「そんなもの、とっくに捨てちゃったわよ」と言い放つナナ。

カインはくるっと踵を返すと、憤然とした足取りで来た道を戻っていきます。

あいつを怒らせると何をするかわからない...不安を感じつつ、あとを追う王子とナナ。

 

カインは「郷土料理スライム庵」へ戻ると、部屋と水浴びできる場所を頼みます。

追いついて来た2人に「お前たちも身を清めて正装しろ」と命じるカイン。

「おれたちが何者かをわからせて、あの門番たちをギャフンと言わせてやろうぜ!」

 

ナナはともかく、ぼくとカインは黙って城を抜け出してきたのに、身分を明かすのか?

反論するローレシア王子にカインは毅然とした態度で答えます。

 

「こんなに遠くまで追っ手は来ないさ。それに、ここはロトの聖地だ。

 勇者の聖地で身分を偽るようなまねはしたくない。

 正々堂々と門をくぐってやろうぜ!」

 

このカインの発言に感心するナナ。

「カイン。実はあなたって、いいとこあるのね (*´ω`*)」

思わず、ずっこけそうになるカイン

「その言い方だと、おれにはいいところがないみたいじゃないか」

ナナはカインを見てニッコリ☻

「うん、今まではそう思っていたのよ」

ナナの言葉にカインは完全にずっこけてしまいます。

 

 

このやりとり、面白いですよね (*´▽`*)

やたら真面目なローレシア王子と、王族だとか誇りだとかつまらないこと言ってないで

使えるもの(呪文)は使っちゃえばいいじゃないというナナ。

 

そして、頭の回転が速くて正当にやり返す方法を考えついたカイン。

王族としての誇りも守りつつ、堂々とやり返してやろうという見事な方法。

ロトの子孫として、聖地では身分を偽らず堂々としていたいという発言が素敵です☆

 

そんなカインをたった一言で瞬殺してしまうナナさん ( *´艸`)

それぞれの個性が出ていて、楽しいシーンだなと思います。

 

 

うすぎたないガキだとののしってきた憎たらしい門番たち。

おれたちは王子様と王女様なのだとわからせて、ギャフンと言わせましょう!

次回は見事にやり返してスカッとしますよ ( ̄▽ ̄)v

 

 

次回もお楽しみに~♪