ラダトームの城下町を探索して、いよいよラダトーム城に向かう3人。
勇者アレフがローラ姫と共に旅だった城。気合を入れて入城です!
城の前には門番が2人。
門番は3人を見ると持っていた槍をクロスさせて行く手を阻みます。
「門を開けてくれよ」
「とっとと帰れ帰れ!俺たちは お前たちみたいなうすぎたないガキに
付き合ってやるほど暇じゃないんだよ!」
「なんだと!?おい、おまえら。 おれらの正体を知ったら後悔するぞ!」
「でたでた!ロト祭が近づくと必ず現れるんだよな~。『自分たちはロトの子孫だ!』
なんて言い出すようなガキがよ!」
鼻で笑う門番2人<(`^´)>
腰につけたレイピアに手を伸ばし、怒りに震えるカイン。
ナナはカインを止めながら「ラリホーで眠らせて通ればいいのよ」と提案。
「バカな。ナナ、君には王族としての誇りはないのか!?」
いくら無礼な扱いをされて入城を拒否されたとしても、ぼくたちは王族だぞ。
門番を眠らせて勝手に城に侵入しようだなんて!
「そんなもの、とっくに捨てちゃったわよ」と言い放つナナ。
カインはくるっと踵を返すと、憤然とした足取りで来た道を戻っていきます。
あいつを怒らせると何をするかわからない...不安を感じつつ、あとを追う王子とナナ。
カインは「郷土料理スライム庵」へ戻ると、部屋と水浴びできる場所を頼みます。
追いついて来た2人に「お前たちも身を清めて正装しろ」と命じるカイン。
「おれたちが何者かをわからせて、あの門番たちをギャフンと言わせてやろうぜ!」
ナナはともかく、ぼくとカインは黙って城を抜け出してきたのに、身分を明かすのか?
反論するローレシア王子にカインは毅然とした態度で答えます。
「こんなに遠くまで追っ手は来ないさ。それに、ここはロトの聖地だ。
勇者の聖地で身分を偽るようなまねはしたくない。
正々堂々と門をくぐってやろうぜ!」
このカインの発言に感心するナナ。
「カイン。実はあなたって、いいとこあるのね (*´ω`*)」
思わず、ずっこけそうになるカイン
「その言い方だと、おれにはいいところがないみたいじゃないか」
ナナはカインを見てニッコリ☻
「うん、今まではそう思っていたのよ」
ナナの言葉にカインは完全にずっこけてしまいます。
このやりとり、面白いですよね (*´▽`*)
やたら真面目なローレシア王子と、王族だとか誇りだとかつまらないこと言ってないで
使えるもの(呪文)は使っちゃえばいいじゃないというナナ。
そして、頭の回転が速くて正当にやり返す方法を考えついたカイン。
王族としての誇りも守りつつ、堂々とやり返してやろうという見事な方法。
ロトの子孫として、聖地では身分を偽らず堂々としていたいという発言が素敵です☆
そんなカインをたった一言で瞬殺してしまうナナさん ( *´艸`)
それぞれの個性が出ていて、楽しいシーンだなと思います。
うすぎたないガキだとののしってきた憎たらしい門番たち。
おれたちは王子様と王女様なのだとわからせて、ギャフンと言わせましょう!
次回は見事にやり返してスカッとしますよ ( ̄▽ ̄)v
次回もお楽しみに~♪