ゲームブック ドラゴンクエストⅡを熱く語る!

不朽の名作「ゲームブック ドラゴンクエストⅡ」(エニックス版)                                        完成度の高い作品をゲームと比較しながら熱く語ります。 Twitter もあります→ https://twitter.com/john_dq2_book

ぼくにしか聞こえない パート2

リオスと別れた王子とカインは、兵士たちに封鎖されているローラの門とは別の

封印されたローラの門を探します。

 

存在すらはっきりしない、いにしえのローラの門。

こんなときに頼りになるのはやっぱりカイン!

「魔力を感じる。とても強いものだ」と言って門へと連れて行ってくれます。

(カインは今後もたびたび魔力を感じては、魔法オンチの王子を導いてくれます)

 

カインは荒れはてた道を飛ぶように走っていき、王子は必死で追いかけます。

魔法オンチの王子には自力で探すのは不可能ですから…(;´∀`)

 

けもの道を走り、ようやくカインに追いつくと

 

「ローラとライムンドゥスの名において

 ムーンブルクサマルトリアをつなげん」

 

ふたに文字が刻まれた石棺を発見。

ここで銀のカギを使い、石棺のふたを開けます。

 

銀のカギルートとは異なりますが、アバカムの宝石を持っていると

カインが宝石を頭上にかかげ、呪文のようなものを詠唱して封印を解きます。

その詠唱がカッコいいので原文をご紹介♪

扉よ、いにしえの魔法により閉ざされた扉よ。われ大魔術師グランログザーの弟子にしてサマルトリアの王子カインは、汝を今この宝石の力によりて解き放たん。魔術の大いなる光よ、この扉にアバカムの力を!

 

 エニックスオリジナル版 ゲームブックドラゴンクエスト

 上巻 ロトの末裔たち|エニックス出版局 編  

 

 

ふたを開くと中は虹色の空間。

誘うように常に色を変えながら、虹色の霧が渦巻いています。

 

覚悟を決めて思い切って飛び込むと、とたんに方向感覚を失います。

足が地面に着かず、どこまでも落ちていくような気がする…

何かにすがりつきたくても、すがるものがない虹色の闇…

 

気が狂いそうになっているとき、ふと美しい声が聞こえてきます

わたしのいとしき人の子たちよ。何も怖がることはありません。気を確かに持って。わたしはいつまでも、あなた方を見守っています

 

 エニックスオリジナル版 ゲームブックドラゴンクエスト

 上巻 ロトの末裔たち|エニックス出版局 編 

 

どこか懐かしい母上のような声。でも、母上とは明らかに違う美しい声。

 

誰の声だろうと考える間もなく、灰色の空間へ放り出されます。

虹色の空間を抜けて、小さなお堂へとたどり着きました。

 

王子とは違って、カインは魔力を持っているので魔法空間には強く

しっかりと立っていて、放り出されて倒れている王子を助け起こしてくれます。

 

「さっきの声は誰の声だと思う?」

立ち上がりながら王子が尋ねると、カインは明らかに驚いた顔をしています。

カインには何も聞こえなかったようです。

 

聞こえたのはぼくだけ? なぜ??

ぼくたち2人へのメッセージじゃないのか??

 

 

ライムンドゥスの声、そしておそらくローラ姫の声

どちらも聞こえたのはぼくだけ…。

なぜ、カインには聞こえていないのか?

疑問を感じながらも、今はわからないまま話が進みます。

 

 

ぼくにしか聞こえないメッセージは気になりますが、無事にローラの門を抜けて

ムーンブルク大陸へとたどり着いた2人。

 

これからナナ姫を探す旅が始まります!

ナナ、待っていろよ!もうすぐ助けてやるからな!

 

 

次回もお楽しみに~♪